一生懸命なママのそばで パパは適度に力を抜いて

子どもの姿に一喜一憂するママと それを見守るパパの存在

子どもの姿に一喜一憂するママとそれを見守るパパの存在

子どもが通っていた幼稚園の保護者たちで同窓会をするのだと言うのです。気心が知れた仲間だけの集いに「成清さんも呼んでみよう」となったらしく、お声が掛かり、参加者の名前を電話で聞きながら、一人一人の顔とお子さんを懐かしく思い浮かべていました。共働きの私たち夫婦ですから、本来なら子どもは幼稚園ではなく、保育所へ通わせるはずでした。ところが、二人とも自由業なので入所条件がクリアできず、徒歩圏内にあった無認可の幼稚園へ3年保育で行くことになったのです。毎日の送り迎えに加えて、週4回の「手作り」のお弁当、遠足や園行事への保護者参加も義務付けられていました。思えば今のママたちが敬遠する条件が満載の幼稚園ですね。

後で知ったことですが、私が出張で留守の日、亭主はお昼の時間に合わせて「手作り」のお好み焼きや、カレーライスを出前していたそうです。園側はさぞ困惑されただろうに、「お父さんのしてくださることだから」と、大目に見てくれていたようです。パパが積極的に子育てに参加するのが珍しい時代でもあり、幼稚園に通わせているママのほとんどが専業主婦という環境の中で、仕事を持つ私を皆さんが応援してくださっていたのかもしれません。「僕もお弁当、お好み焼きがいいな」という息子のお友達の一言で初めて知り、私は胃が痛くなったのですが、亭主は「いいよ、今度一緒に持って行ってあげる」と悪びれずに。

先日、公開研修の取材で訪れた幼稚園では子どもたちがリズム遊びを披露してくれました。研修後の評価・反省で、「見学していたママたちに笑顔がない」「どうしてあんなに怖い顔で見ているのか」と話題に…。今だから分かります。ママたちにとって子どもは分身、余裕がないのです。子どもの姿に一喜一憂し、一生懸命に育てているのです。だからパパ、そんなママたちのそばには、味方でありながら適度に力を抜いたパパがいて欲しいのです。

名前なりきよ ようこ
なりっち
プロフィル絵本編集者として勤務後、渡欧。帰国後フリーに。保育所や小学校で読み聞かせを25年以上続けている。絵本creation(編集プロダクション)代表
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