和歌山 たまごせんべい 味めぐり

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子どもから年配者まで、素朴な味わいが幅広く好まれる〝たまごせんべい〞。県内にはご当地の味がたくさんあります。地域色豊かな品々を集めました。味比べをしてみませんか。

オリジナルの焼き印や形が面白い
ふるさとに根付く昔ながらの味わい

和歌山市やその近郊では、「和歌浦せんべい」がなじみ深いでしょうか。小麦粉に卵、砂糖やハチミツなどの甘みを加え、鉄板で焼いた〝たまごせんべい〞。サクッと香ばしく、卵の風味がふわっと広がり、素朴な味わい。年配者はもちろん子どもにも好まれ、年代を問わず幅広く愛されている和菓子です。

地元でよく知られているように、和歌浦せんべいは「不老橋」や「東照宮」「観海閣」など和歌浦の名所の焼き印が押された、丸い形。たまごせんべいは場所が変わるとその図柄や形状を変え、ご当地の味としてそれぞれの地域に根付いています。

今回は、そんなたまごせんべいの数々を県内から集めてみました。ナビゲーターは、「紀州の和菓子と文化を考える会」の事務局長・山本智子さん(下記参照)。和歌山市の〝和歌浦〞のように、有田地方ならミカン、田辺市なら弁慶、そして熊野三山のお膝元・新宮市には八咫烏(やたがらす)…と、焼き印にも地域の特色が表れ、面白いところ。丸い形の他、四角や花の形、中には鮎をかたどったものも。さて、その味わいは?

帰省の手土産、お盆のお供えなどに、今年はたまごせんべいはいかがでしょうか。味めぐりを楽しんでください。

地域の味わいを楽しもう

たまごせんべいを入り口に
県内各地の和菓子文化に触れてみて

「紀州の和菓子と文化を考える会」についての問い合わせは☎073(428)2688「市民の力わかやま」内facebookで和菓子の情報を発信中!https://www.facebook.com/kishuwagashi

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「紀州の和菓子と文化を考える会」は、昨年の「総本家駿河屋」の倒産(今年3月に営業開始)を機に、和歌山の和菓子文化を学びながら、多くの人に伝えていこうと立ち上がった市民グループです(代表=鈴木裕範・和歌山大学南紀熊野サテライト客員教授)。県内の約50人が会員として登録しており、2カ月に1度和菓子の学習会を開くなど活動しています。

そんな中、注目したのが〝たまごせんべい〞です。「〝関東は米せんべい、関西は小麦粉のせんべい〞とよくいわれますが、和歌山県にも、昔ながらの伝統の味として地域に根差したたまごせんべいがたくさんあります。また、お土産物に旅館などがオリジナルのものを作っていたり、国体にちなんだきいちゃんの焼き印が入ったものも…。本当にバラエティー豊かなんですよ」と話すのは、同会の事務局長を務める山本智子さん(写真)。

同会は県内各地へ直接交渉に回ってたまごせんべいを集め、各種類を織り交ぜた「紀州利きせんべい詰め合わせ」を作り、和歌山市内で6月に行われたイベントで販売。限定100セットを完売しました。

「紀北・紀中・紀南、県内どのエリアにもあるほど身近な和菓子で、絵柄には地域の特徴が表れていますし、形もいろいろあります。各地の和菓子文化を知るきっかけにもなると考えました」と山本さん。「手ごろに買えるものが多く、日持ちもします。だからこそ、地域の人たちに支持されてきたのでしょうね」とも。

今回は県内10店舗のたまごせんべいを紹介しました。歯ざわりや食感、そして味わいも少しずつ異なります。和歌山市の〝和歌浦せんべい〞についても、市内で製造・販売する店舗は複数あり、それぞれに特徴があります。「そんな違いを楽しみながら味わってみてほしい」と山本さんはすすめます。

同会は「紀州のたまごせんべいマップ」の作成を目指して、今後も研究を続けます。

和歌浦せんべい

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①種萬・廣田本舗

袋入り(12枚)、缶入り(40枚)
※ネット販売やイベント販売で値段が異なる

150年以上続く伝統の味、和歌浦せんべいを受け継いでいます。手焼きにこだわり、一枚一枚手間暇かけて仕上げています。サクサクっとした優しい歯ごたえ、香ばしさが特徴。ヒマワリの種やココナッツ入り、チョコ、抹茶など、現在の店主オリジナルのアレンジもあります。

住所 和歌山市松江西2ノ5ノ13
営業時間 午前10時半~午後5時(午後0時半~1時半は昼休憩)※イベント出店時は店舗休業
定休日 土・日・祝日
電話 073(451)5525
ホームページ http://hirotahonpo.web.fc2.com/

②寺田商店

箱入り(小箱20枚)800円、缶入り(30枚)700円、お徳用(200g)250円

住所 和歌山市和歌浦東1ノ2ノ29
営業時間 午前8時半~午後6時半
定休日 日曜※8月16日までは休まず営業
電話 073(446)5087

③鷹屋製菓

缶入り(50枚)972円、箱入り(23枚)399円、袋入り(23枚)345円

住所 和歌山市和歌浦南2ノ8ノ1
営業時間 午前8時~午後6時
定休日 水曜
電話 073(448)1617

④総本家駿河屋

缶入り(43枚)1080円、箱入り(1缶)1242円・(2缶)2376円

住所 本店=和歌山市駿河町12
営業時間 午前9時~午後6時
定休日 無休(臨時休業あり)※8月15日までは休まず営業
電話 073(431)3411


袋入り(5枚)200円

袋入り(5枚)200円

紀の国煎餅 山崎屋

先代が湯浅の地で作り始めたたまごせんべいを約10年前に復活させました。道具も当時のものを使い、すべて手焼きで仕上げています。カーブさせた形が独特。湯浅の沖に浮かぶ「みかん舟」とミカンの絵が描かれています。

住所 有田郡湯浅町湯浅801
営業時間 午前9時~午後6時半
定休日 日曜
電話 0737(62)2745


弁慶の舌鼓=箱入り(14枚)650円、熊野のからす=箱入り(10枚)500円

弁慶の舌鼓=箱入り(14枚)650円、熊野のからす=箱入り(10枚)500円

弁慶の舌鼓 熊野のからす ともゑ堂

田辺市が生誕の地とされる弁慶の立像を焼き印に、卵の風味豊かな「弁慶の舌鼓」。さらに、和歌山県産の温州みかん蜂蜜を使った「熊野のからす」。他にも、「柚せんべい」「だいだいせんべい」などのバリエーションがそろいます。

住所 田辺市南新町47
営業時間 午前9時~午後6時
定休日 日曜
電話 0739(22)1260


やたがらす=大1枚330円、小1枚45円、熊野鮎=袋入り(2枚)50円・(75g)390円

やたがらす=大1枚330円、小1枚45円、熊野鮎=袋入り(2枚)50円・(75g)390円

やたがらす煎餅 熊野鮎せんべい 黒潮堂

直径約20cm、厚さ約1cmもある「やたがらす煎餅」にはびっくり!熊野の卵を使うなど素材にこだわり、大判は手焼きでしか作れません。「熊野鮎せんべい」も鮎の珍しい形。カリッとした食感にバニラ風味。それぞれ味の違いも楽しんで。

住所 新宮市新宮7684ノ72
営業時間 午前9時~午後7時
定休日 火・水曜 ※お盆は営業
電話 0735(22)2004


箱入り(8枚)540円(袋入りもあり)

箱入り(8枚)540円(袋入りもあり)

六文銭焼 招福庵

九度山町にちなんだ土産物がそろう同店にあるオリジナル商品。真田幸村の旗印・六文銭をモチーフにしたグッズがたくさんある中に、たまごせんべいもあります。

住所 伊都郡九度山町九度山1607ノ3
営業時間 午前10時半~午後4時
定休日 月曜
電話 0736(54)3500


袋入り(2枚)133円

袋入り(2枚)133円

清姫煎餅 有田屋菓子舗

桜の花びらの形をしたかわいいせんべい。少し大きめで、しっかり焼かれ、パリッとした食感がなんともいえません。安珍・清姫の物語にちなんだ場面が描かれています。

住所 御坊市御坊113
営業時間 午前7時~午後8時
定休日 日曜(お盆・お彼岸は営業)
電話 0738(22)0045


袋入り(10枚)430円

袋入り(10枚)430円

熊野名所せんべい 香梅堂

「鈴焼き」が有名な香梅堂ですが、たまごせんべいは創業以来伝統の味。熊野速玉大社、那智の滝など熊野の名所が描かれ、昔ながらの手焼きの特選もあります。※写真は特選

住所 新宮市大橋通り3ノ3ノ4
営業時間 午前8時~午後9時(日曜は午前8時半~午後5時半)
定休日 不定休
電話 0735(22)3132





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