この夏は家族みんなで!川遊びの達人に

リビング和歌山7月7日号

天気予報で“猛暑日が続く”といった言葉を聞くと、涼を求めて川や海、プールなどに行きたくなりますよね。そこで、今回のテーマは“川”。夏休み、家族で出掛けてみませんか。

涼しさやマイナスイオンを求めて
眺めているのとは違った世界を体感

今年の夏休み、家族みんなでどこへ出掛けますか? 涼しさやマイナスイオンを求めて、川遊びを計画してみてはいかがでしょう。
山々に囲まれた和歌山県は、紀の川、有田川、日高川など、たくさんの川が流れています。実際に川に入ったり、水の流れる音を聞いたり、生き物観察をしたりすることで、遠くから眺めているのとは違った世界を体感できるのが魅力。また上流・中流・下流など場所によって流れや景色などが異なるので、目的によって最適な場所を選ぶのがポイントです。

でも、ここで気を付けなければいけないのは、流れが早かったり、急に深くなったり、おすすめできない場所もあるということ。危ない目に遭わないためにも、事前に行き先の周辺環境をしっかりと調べておくことが大切です。

「子ども連れでも行きやすい設備が整った施設があるので、そういった所を選ぶのも一つの方法です」とアドバイスするのは、アウトドアショップ・エディー(和歌山市塩屋)の代表・竹田久志さん。

竹田さんに川遊びの持ち物や安全に遊ぶための注意点を教えてもらう他、子ども連れで行ける施設を紹介します。

 

子どもも大人も準備万端でGO!

子どもも大人も一緒に楽しめる 泳げなくても遊び方はいろいろ

竹田久志さん
アウトドアショップ「エディー」(和歌山市塩屋)代表、日本カヌー連盟公認指導員、日本キャンプ協会公認ディレクターなどの資格を持ち、幅広く活動しています

自然と一体感を味わうことができる川遊び。カヌー歴約30年という県内の川を知り尽くした竹田久志さんは、「和歌山県は全国的にみて、きれいな川がたくさんあり、多種多様の生き物が暮らしています。泳げなくても親子で水中メガネを付けて魚やエビなどを観察したり、網ですくったり、楽しみ方はいろいろです」と話します。

でも、川遊び初心者のパパ・ママは、何かと場所選びや準備に手間取ることも。せっかく遊びに行くのなら、準備万端で行きたいものですよね。

「行き先に駐車場やトイレはあるか、施設を利用するならばどんな設備が備わっているかなどを事前に調べ、スケジュールを立てておくことが大切です」とアドバイスする竹田さん。持ち物や注意点などを教えてもらいます。



ライフジャケットや、ライフジャケット付きの水着(左)


ウオーターシューズ。履きなれたスニーカーでもOK


水中メガネ(左)、魚をすくう網(右)


(左)ハチなどの毒のある虫に刺されたときの応急処置セット
(右)刺された部分に当て、毒を吸引します

その他
●日焼け止めクリーム ●虫よけスプレー ●ラッシュガードなどの長袖の服 ●帽子 ●バケツ ●サングラス ●浮き輪 ●日よけテント ●救急セット ●レインコート ●タオルなど

 

絶対に子どもから目を離さないで
気を付けていても、一緒に遊んでいると無意識のうちに子どもから目を離してしまうことがあります。その瞬間に危険な目に遭うことも。絶対に子どもから目を離さないようにしましょう。ライフジャケットの着用を忘れずに !

水位や流れに細心の注意を
川の深さが子どものひざよりも上の所や、急に深くなっている所は避けましょう。急に水かさが増えて濁った水が流れてきたり、上流で大雨が降ったりすると、鉄砲水が起こることがあります。水位に注意して、即刻避難を。

体調管理に気を配りましょう
熱中症対策には帽子を、脱水症対策には水分補給を忘れずに。川の中で日陰になっている場所と、日が当たっている場所では温度差があります。くちびるが紫色になってきたら、低体温症のサイン。タオルで体を拭いて、暖めましょう。

 

遠井(とい)キャンプ場有田川の流域の中流にあるキャンプ場。近くには重要文化的景観のあらぎ島や温泉施設があります

場所 有田川町大字遠井31-2
電話 0737(25)1750
受付 午前8時半〜午後5時
ホームページ http://www.shimizu-onsen.n

どーむびれっじキャンプ場どーむびれっじキャンプ場高野山のふもと、丹生川の清流のほとりにある施設。無料のWi-Fi接続サービスも整っています

場所 九度山町丹生川1089
電話 0736(54)3120
受付 午前9時〜午後6時
ホームページ http://domev.cafe.coocan.jp/

細野渓流キャンプ場真国川に面した施設。比較的、水深が浅いのが特徴です。ビオトープもあり、生き物観察が楽しめます

場所 紀の川市桃山町垣内258-1
電話 0736(67)0070
受付 午前10時〜午後5時
ホームページ http://hosono-camp.com/

たまゆらの里杉林に囲まれたリゾートコテージの施設。目の前には貴志川が流れ、気軽にアウトドアを体験できます

場所 紀美野町長谷宮705
電話 073(499)0613
受付 午前9時〜午後8時
ホームページ https://www.tamayura-sato.com/

紀の川の清流でカヌーを楽しみませんか。親子でも大人1人でも参加できます。カヌーの扱いなどの基本を学びながら、大自然を満喫します。

日時 8月19日(日)午前10時~午後3時
荒天など安全を確保できない場合は中止(前日の午後に決定)
受講料 中学生~大人 1人8640円
親子2人乗り 1組1万5120円
※基本、小学生は親子2人乗り、中学生は保護者の引率が必要
大人2人乗り 1組1万7280円
対象 小学生~大人
定員 10人
最少開講人数 5人
会場 竹房橋の下の河原(紀の川市竹房)
講師 カヌー連盟公認 指導員(エディー)
締め切り 8月10日(金)
持ち物 水に濡れてもよい服装(水着がおすすめ)・靴、着替え、レインコート、タオル、昼食用弁当
申し込み
問い合わせ
073(421)4411 リビングカルチャー倶楽部フォルテ教室
(受け付けは午前10時〜午後6時半 ※日曜、祝日除く)

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