チョコのように甘くない
取材ギャラのお話

テレビのツムジ


チョコのように甘くない
取材ギャラのお話

甘いチョコレートがあふれるバレンタインデーに反して、驚くほどビターなのが、テレビの取材協力費事情。よく街頭インタビューで「答えるから、お金ちょうだい」という人がいるが、本当に1円も出せない。「発言の自発性、公平性を損なう行為は禁止」といった放送倫理に反しているからだ。なので、番組ステッカーを配るのが関の山。また、SNSなどから視聴者に提供してもらっている事故現場のニュース素材も同様の理由で無料だ。

では、飲食店取材はどうか。もちろんお金を払うことも、受け取ることもしない。とはいえ、食べた分の料理代金は払うし、店を貸し切らせてもらうとなれば、相談の上、営業補填の代金を払うこともある。広告になるからと、お店側の厚意で減額されることもケース・バイ・ケースだ。唯一、ギャラが出るといえるのが情報番組などの「自宅取材に協力してくれる人募集、謝礼1万円分のクオカード」というロケもの。プライバシーを差し出す対価として妥当なのかは、本人次第ということだ。でも、スタッフのギャラだけは、もっと甘めでお願いします。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

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