不動産にまつわる疑問に宅建協会が答えます⑨
賃貸と持ち家の生涯コスト“和歌山の平均価格”で試算

読者から質問を募り、和歌山県宅地建物取引業協会広報啓発委員長の藪雅仁さんに答えてもらうシリーズは今回が最終回。永遠のテーマともいえる「賃貸VS持ち家」の生涯コストについて、具体的な数字を提示しながら教えてくれました。

Q本当に“ベタ”な質問ですが、賃貸と持ち家、生涯で考えるとどちらが費用がかかりますか?
和歌山市在住30代・家迷走中

結論から言うと、賃貸も持ち家も生涯コストはほぼ同じ。参考までにざっと試算してみます。一例として、結婚して30歳で家を建てる、借りると考え、日本人の平均寿命より少し短め、80歳まで生きると仮定します。

まずは、持ち家から。和歌山だと新築一戸建て(土地・建物)で3000万円前後が一般的な価格とされているので、それを35年ローンで借り入れるとします。木造住宅の耐用年数は平均30年といわれていますから、ローン完済前後でリフォームの時期を迎えますよね。その際、屋根や外壁、水回りをやり替えるとして、500万円。他に、毎年15万円程度の固定資産税も必要で、50年間で約750万円(軽減措置は含まず計算)。これらを足すと4250万円。分譲マンションだと、購入費はもう少し安いかもしれませんが、別途修繕・積み立て費がかかります。

一方、賃貸だと、和歌山の平均家賃6万5000円×12カ月で78万円。それを50年間払い続けると3900万円。敷金・礼金を仮に50万円だとして3950万円ですが、半世紀も同じ賃貸住宅に住み続けるとは考えにくいですから、移るたびに引っ越し費用と敷金・礼金が必要です。

費用に関してはそう大差はありませんが、持ち家だと、土地はそれほど資産価値が下がらず子どもに残せますし、賃貸は、状況に応じて環境を変えられ、設備の修繕などは持ち主が負担してくれるというメリットがあります。それぞれの住まい方でよく考えてください。

藪雅仁さん


問い合わせ073(471)6000
電話番号宅建協会

ハウジング

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年2月21日号「餅をまけば福も人も呼び込む! 和歌山は餅まきの聖地」
    厄よけ神事、地域のお祭り、開店祝い、周年イベントなど、さまざまな場面で縁起を担いで行われる「餅まき…
  2. ホットに!“和歌山サ活”スポット
     根強く続くサウナブーム、和歌山市内には個性豊かな新施設が増えています。自然豊かな立地を生かしたサ…
  3. リビング和歌山2026年2月7日号「カレーうどんであったまろ!」
     暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きそう。程よいスパイス、熱さを保持するつゆのとろみ、消化過…
  4. 企業主導型保育事業2026
    企業が設置する保育施設ですが、地域のニーズに合わせて、地域枠として受け入れてくれます。 ご自宅…
  5. リビング和歌山2026年1月31日号「水辺の景観を生かしたまちづくり 食でつながる新拠点「帝国座テラス」」
    和歌山市の東ぶらくり丁、かつての映画館「帝国座」の跡地に、今冬、複合商業施設「帝国座テラス」(同市…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/2/12

    2026年2月14日号
  2. 2026/2/5

    2026年2月7日号
  3. 2026/1/29

    2026年1月31日号
  4. 2026/1/22

    2026年1月24日号
  5. 2026/1/15

    2026年1月17日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る