既存住宅をもっと住みやすく、快適に③
健康で快適に、長く暮らすには 早めのバリアフリーリフォームを

バリアフリー化で住宅内での事故を予防

大切なわが家をもっと快適に、住みやすくするリフォームについて、専門家にアドバイスをもらうシリーズ。3回目となる今回は、「蔭山組」(和歌山市雑賀屋町)の蔭山静枝さんに、バリアフリーリフォームについて話を聞きました。

玄関のリフォーム事例

人生100年時代。年齢を重ねても体に負担を感じず、快適に過ごすためには、住まいのバリアフリー化が必要になってきます。近年の新築の場合は、もともと段差が少なくフラットな構造の家がほとんど。しかし築年数の古い家は、段差が多かったり、動線がスムーズでなかったりと、さまざまな場面で不便を感じることがあります。「必要に迫られてバリアフリー化した人からは、早めにやっておけば良かったという声も多く聞きます。デザイン性ももちろん大切ですが、健康で快適に長く暮らすには、やはり住む人の“安心・安全”を考えるのが第一です」と蔭山さん。

トイレのリフォーム事例

特に浴室や洗面所は、転倒防止のために床面をフラットにすることはもちろん、ヒートショックへの対策をとることも重要です。暖かいリビングから洗面所へ移動し、寒い中で服を脱いで熱い風呂につかると、急激な血圧変動により心臓や血管に影響を及ぼすヒートショックを起こします。このような血圧の乱高下を防ぐには、浴室や洗面所に暖房を設置したり、壁に断熱材を入れることで対処が可能。
また、玄関ドアを手元のボタンで操作できる「DOAC(ドアック)」という商品も。障害者や車いす利用者だけでなく、荷物で両手がふさがれていたり、子どもを抱えているときに便利で一般家庭にも人気があります。「住まいには、定期的なメンテナンスが必須。バリアフリー化についても、多様な提案ができるのでぜひ気軽に相談を」

ハウジング

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年7月5日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 民藝100年の今を生きる 暮らしの中の道具に宿る「美」 」
     1925(大正14)年、思想家・柳宗悦(むねよし)が、「民衆的工藝」を略し、「民藝」と主唱。暮ら…
  2. リビング和歌山2025年6月28日号「片男波に出現!関西最大級のビッグスライダー海上アスレチック AQua LooP 」
     夏休みまであとわずか。今年は片男波海水浴場に巨大な海上アスレチック「AQua LooP」が誕生し…
  3. リビング和歌山2025年6月21日号「今さら聞けない 給与明細のミカタ!」
     給与明細を毎月しっかり確認していますか? 給与明細には多くの情報が詰まっていて、ポイントを押さえ…
  4. リビング和歌山2025年6月14日号「 和歌山市の魅力を伝える広告が新大阪駅に 市の職員が制作! 彼女の名は?」
     関西の玄関口となるJR新大阪駅の新幹線改札内で、和歌山市のPR広告が放映されています。広告画像の…
  5. リビング和歌山2025年6月7日号「 甘~い誘惑! ドーナツ店巡り」
     6月第1金曜日の「ドーナツの日」に合わせて今号はドーナツ特集。定番のシンプルドーナツ、クリームが…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/7/3

    2025年7月5日号
  2. 2025/6/26

    2025年6月28日号
  3. 2025/6/19

    2025年6月21日号
  4. 2025/6/12

    2025年6月14日号
  5. 2025/6/5

    2025年6月7日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る