風向きと 強さの表現⑫

台風の右側の地域は風の影響を受けやすいので注意が必要

―夏~秋に多い台風。どうやってできるの?
 赤道付近の海水が太陽で温められ、蒸発した水蒸気によって上昇気流が発生し、雲が集まって渦ができます。渦が大きくなったものを熱帯低気圧と呼び、中でも最大風速が1秒間に17m以上のものが台風です。

―気象衛星で見ると、中央に穴の開いたような部分がありますよね?
 「台風の目」のことですね。その部分は風が弱く晴れています。台風は移動しているので、晴れているからといって油断は禁物です。

―風の強さの表現に基準はありますか。
 台風の風の強さは、1秒間に33m以上が「強い」、44㍍以上が「非常に強い」、54m以上が「猛烈な」と表現します。例えば、最大風速が1秒間に約17㍍だと、時速でいうと約60km。車と同じ速さの風が吹くということです。

―天気予報を見るときに気を付けることは?
 台風は中心に向かい、反時計回りに渦を巻きながら進んで行きます。進行方向の右側は、左側に比べて風が強く吹きます。自分の住んでいる地域が、台風の進行方向のどちら側か確認するようにしましょう。

―台風が近づく前にしておくことは?
 ハザードマップなどで、自分や家族が住んでいるところ、活動しているところに危ない場所はないかを確認。大雨が降った場合をイメージして避難場所までのルートを把握しておきましょう。また、停電に備え、懐中電灯やラジオが使えるかも必ず確かめて。

―近づいているときは?
 テレビのデータ放送などで最新の気象情報を入手。危険が予測されるときは早めの対応を取るようにしてくださいね。

回答者
田中省吾さん
和歌山地方気象台の技官で、日本南極地域観測隊の元隊員

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