世代や性別を問わず、再び人気が高まっている「編み物」。毛糸に向き合い、夢中になって手を動かす時間は、忙しい日々のリラックス法としても注目されています。

会話をしながら編む岩本さんと坂田さん
すぐに始め、楽しめる手軽さが魅力
コロナ禍に自宅で過ごす時間が増えたことで、手芸がブームに。最近は、編んだ作品をSNSに投稿するアイドルなどの影響が追い風となり、若い世代を中心に編み物が「おしゃれな趣味」として再熱しています。
和歌山市の手芸店「ホビーショップサンドウ」によると、昨年から10代~30代の人の来店が増加。同時に、「何かやらないと」という動機で、来店する高齢の人も目立つようになっているそう。代表取締役の眞鍋友美さんは「編み図を見ながら編み目を数えるなど、手だけでなく頭も使うのが編み物の特徴の一つ。形にしようと思うと、自然と集中し、それが気分転換にもなります」と魅力を伝えます。
今、同店のスタッフの間でも編み物ブームが到来。休けい時間を利用して編み物をする人の輪が広がっています。
久しぶりに編み物を再開したという岩本麗さんは、動画を見ながらショルダーバッグを作ったのをきっかけに、帽子やぬいぐるみの服などを作るように「編んだ糸を何回もほどきながら、完成させたものは愛着がわきます。それに色や形などをアレンジすることで、自分だけのアイテムになります」とにっこり。母親と一緒に編むことも多く、家族の会話を楽しむ時間になっているとも。
一方、ゲーム・キャラクターの編みぐるみをきっかけに、編み物をより楽しむようになった坂田充代さんは、動画で編み方講座を見つけ、編み始めたといいます。推しのキャラクターがかぶっている帽子も細部までこだわって再現。「編み進めるうちに、模様が少しずつ見えてくるのがうれしくて」と表情をほころばせます。「肌に触れるものは少し高級な毛糸で編むなど、用途によって使い分けています。編み針など、いい道具を使うと編み心地もいいのでおすすめです」と、長く楽しむためのポイントを伝えます。
最近は、動画を見ながらの一人編みだけでなく、手芸店などで開かれる「編み物教室」や「ニットカフェ」もにぎわいをみせています(和歌山市内2店舗の情報を左記で紹介)。春、編み物を生活の一部に取り入れてみませんか。

帽子や手袋など、2人が編んだ作品
関連キーワード










