「転ばないで!」と言うと子どもは転ぶ 上手に伝えて危険回避

外出がままならなず、自宅で子どもと過ごす時間が増えているのではないでしょうか。そんなママたちにこんなお話を。「転ばないで!」と言うことで、子どもの転ぶ確率がなんと150%にもなることをご存じですか。
小さな子どもがすることを見ていると思わず止めたくなる危なっかしい場面に出くわします。おぼつかない足で走り出すなんてことは日常茶飯事です。お母さんはその度に「走らないで!」「転ばないで」と大忙しですよね。でも、実は子どもの脳は否定語を理解しません。「転ばないで」と言われると「転ぶ」イメージが頭に浮かぶのです。言ったそばから見事に転んでしまうのも無理はありませんね。子どものためを思う言葉が、実際は子どもの危険を高めています。
じゃあ、どうやって子どもを止めればいいの?と思ったお母さん、安心してください。とっても簡単な方法があります。
子どもに伝えたい言葉は、肯定文で話しましょう。「走らないで」は「歩いてね」と、「転ばないで」じゃなく「足元に気をつけてね」など。してほしくない行動をとがめるのではなく、してほしい行動を伝えるだけで大丈夫。子どもは理解でき、指示を守ることができます。
とはいえ、子どもが成長するには小さな失敗は必要です。取り返しのつかない大きな失敗を防ぐためにも、成長の糧になる小さな失敗はたくさんさせてあげましょう。そして、どうしても伝えたいことは肯定文で。子どもは、失敗を繰り返しながら創意工夫する力を育てます。

著者

むらたますみ
キッズコーチングマネジャー

監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPますみんの子育てが楽しくなる「言葉がけ育児」
https://momsknack.com/

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年6月21日号「今さら聞けない 給与明細のミカタ!」
     給与明細を毎月しっかり確認していますか? 給与明細には多くの情報が詰まっていて、ポイントを押さえ…
  2. リビング和歌山2025年6月14日号「 和歌山市の魅力を伝える広告が新大阪駅に 市の職員が制作! 彼女の名は?」
     関西の玄関口となるJR新大阪駅の新幹線改札内で、和歌山市のPR広告が放映されています。広告画像の…
  3. リビング和歌山2025年6月7日号「 甘~い誘惑! ドーナツ店巡り」
     6月第1金曜日の「ドーナツの日」に合わせて今号はドーナツ特集。定番のシンプルドーナツ、クリームが…
  4. リビング和歌山2025年5月31日号「いざというとき、自分の身を守る “護身術”を学ぼう」
     夏は夜の外出やイベントが増える時期。不審者や痴漢、通り魔など犯罪も起こりやすくなります。いざとい…
  5. リビング和歌山2025年5月24日号「価格高騰!令和米騒動 今こそ考えたい、食と農の未来」
     政府が備蓄米を放出したものの、市場への影響は限定的で、米の高騰が続いています。こうした状況だから…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/6/19

    2025年6月21日号
  2. 2025/6/12

    2025年6月14日号
  3. 2025/6/5

    2025年6月7日号
  4. 2025/5/29

    2025年5月31日号
  5. 2025/5/22

    2025年5月24日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る