依頼前に気にかけたい7つの項目
既存住宅をオーダーメードで改修するリフォーム会社。専門店や、ハウスメーカーのリフォーム部門、工務店、建築設計事務所など多種多様にそろい、特徴や得意分野もそれぞれ異なります。
シリーズ2回目は、全国トップクラスのリフォーム受注数を誇る、住友不動産ハウジング「戸建新築そっくりさん事業本部」和歌山営業所(和歌山市三木町中ノ丁)の営業所長・坂下朋健さんが、リフォーム会社を選ぶコツを教えてくれました。
「見た目を美しく改装するだけではなく、耐久性や安全性、住み心地の良さにも目を向けた会社をおすすめしたいですね」と伝える坂下さん。「各業者のメリットやデメリットを比較するより、まずはリフォーム会社に依頼する際に気にかけたいポイントをまとめてみました」と話します。
坂下さんが提案するチェック項目はこちら。「料金や見積もりは明確か」「インスペクション(住宅診断)・検査・アフターフォローの体制が整っているか」「プランやデザイン、性能の提案・施工に優れているか」「施工事例は多いか」「リフォーム関連の補助制度や申請方法に精通しているか」「社員教育が行き届いているか」「施主と営業のマッチングを意識しているか」の7つです。
「これら7項目をレーダーチャートにして、全項目が一定のレベル以上の値できれいな七角形になる会社を選べば、バランスの良い家づくりができるでしょう」と、坂下さんはアドバイス。「正七角形の中で抜きん出ている項目があれば、それがその会社の得意とする施工やサービスです」とも。
数社を候補に挙げ、その中から自分が求める施工を得意とする会社を選ぶのが、成功するリフォームの秘けつです。「家は何十年も生活を送る場所。どんな面においても、家づくりに“デメリット”があってはいけないと思っています」と、坂下さんは強調していました。

新築そっくりに生まれ変わった戸建てリフォームの一例(写真提供=住友不動産ハウジング)
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