市民の声を生かして、愛着がもてる場所へ 伏虎中学校跡地を考える

市民の会が、ワークショップを企画。キックオフ講演会が10月23日(金)に開催

愛情ある場所にはにぎわいが生まれる

尾花市長に要望書を手渡す同会

尾花市長に要望書を手渡す同会


和歌山市役所の隣、市立伏虎中学校(同市七番丁)は、同市初の小中一貫校の設置により、平成29年には、現在の城北小学校で建設が進んでいる新校舎に移転することが決まっています。

その跡地の利用について市民がもっと関心をもって計画が進められるようにと、「みんなで伏虎中跡地を提案する市民の会」が、今年2月に設立されました(代表世話人=橋本雅史)。一級建築士である橋本さんや地元企業の経営者、また和歌山大学観光学部の永瀬節治准教授などの世話人が中心となって会を立ち上げ、現在は有志約20人が、市民を巻き込んだまちづくりの機運を高めようと活動しています。

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跡地について、和歌山市は市民会館の移転や和歌山県立医科大学の薬学部誘致などを検討。和歌山城の真向かい、そして市役所に隣接する跡地は、中心市街地のにぎわい創出に向けても核となる場所。同会は、「この跡地利用について、もっと多くの市民が考える機会をもちたい」と、8月29日には尾花正啓市長に要望書を提出。①市民ワークショップ開催による跡地利用方法の検討②伏虎中学校跡地活用基本構想策定協議会への過半数の市民の参画③市民主体による和歌山市再生協議会の設立を求めました。

「市民が愛情と誇りをもった施設や場所をつくり出すことが、将来を見据えたまちづくりで大切な視点」と、橋本代表。「今の案の良し悪しを論じるのではなく、どんな場所や建物が出来ればいいかということからみんなで考えたい。思いがこもった場所なら愛着がわき、そんな場所に人は集まるのだと思います。みんな考えたプランを行政にプレゼンしたい」とも。

同会は跡地について考えるワークショップを10月24・25日(土・日)に、前日の10月23日(金)には“キックオフ講演会”を開催(右記参照)。広く参加を呼びかけています。

公共建築と市民協働

日時 10月23日(金)午後7時~9時
場所 伏虎中学校多目的教室
申し込み 参加無料(定員50人程度)※申し込み不要
講師 倉田直道
(工学院大学建築都市デザイン学科教授、アーバン・ハウス都市建築研究所代表取締役)

市民ワークショップ

日時 10月24・25日(土・日)午前10時~午後3時ごろ
場所 和歌山大学まちづくりプロジェクト室(和歌山市福町28
申し込み 参加無料(定員20人程度)※申し込み必要(下記へファクス)
問い合わせ JIA和歌山
電話&FAX 073(432)1558

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