建材を極めておうちをコーデ③
“家の顔”を美しく
「玄関・土間の床材」

住まいの個性を素材の持ち味で表現

 住宅で使われる建材をピックアップして建築のプロが解説するシリーズ。3回目は「玄関・土間の床材」について。前回(11月22日号)に続き、「南方設計」(和歌山市十二番丁)の1級建築士・南方一晃さんに聞きました。

家のドアを開け、最初に目にするのが玄関スペース。「家の顔ともいえる玄関は、毎日の出入りで必ず通る空間。意匠性や機能性に配慮して床材を選びましょう」と、南方さんは話します。

玄関・土間の床材の主流は、タイル・モルタル・石材など。「タイルは色・柄・質感などデザインやサイズが豊富で、インテリアに合わせた空間づくりがしやすいです。耐久性や耐汚性に優れ、価格の幅の広さも魅力」と、説明します。

モルタルはセメントと砂を混ぜた素材。「シンプルモダンな雰囲気を演出でき、材料費や施工コストを抑えられるメリットも」と、南方さん。石材については、「天然石は、自然素材ならではの重厚感や風合いが増す仕上がりに」と話します。「高価そうに思えますが、タイルと変わらない価格のものも意外とそろい、検討の余地はありそうです」とも。

床材の持ち味を生かし、住まいの個性に合わせて、玄関空間の演出を。「和モダンなら濃色石材や墨色タイルでホテルライクな雰囲気に。ナチュラル系ならベージュ色のタイルや砂岩風タイル、カントリーやレトロ風ならテラコッタ調タイルがいいですね」と、南方さんはアドバイス。「ゆったりとした空間をつくる600ミリ角などの大判タイルは最近人気」とも。さらに「モルタルが固まる前に表面を洗い、石の肌を出す『洗い出し仕上げ』は、和洋どちらのインテリアにも合います」と。

床材を選ぶポイントに「サンプルで質感や色合い、凹凸の大きさ、厚み、足触りを確かめて」と、南方さん。「子どもや高齢者のいる家は、素材の滑りにくさもチェック。掃除やメンテナンスのしやすさも想像してみてください」と話していました。

エントランスには天然石、収納スペースにはモルタルと、2種類の床材で空間の切り替えを演出した一例(写真提供=南方設計)


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