毎日生き生き健康通信vol.23
血圧が上がりやすい冬こそ
寒さ対策や生活習慣の見直しを

急激な温度変化は心臓や血管に負担

気温が下がり、本格的な冬がやってきました。血圧が高い人にとって、特に注意が必要な季節でもあります。血圧とは心臓から送り出される血液が血管壁を押す圧力のことをいいます。若年・中年・前期高齢者(75歳未満)なら、上の血圧(収縮期血圧)が125ミリHg・下の血圧(拡張期血圧)が75ミリHg、75歳以上の後期高齢者は上の血圧が135ミリHg・下の血圧が85ミリHg、それぞれを上回るようなら注意してください。

高血圧は、血管に常に大きな圧力がかかっている状態です。しかし自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに血管の壁が硬く厚くなり(動脈硬化)、さらに進行すると腎機能の低下や、脳卒中や心筋梗塞など、命に関わる病気を引き起こすこともあります。冬に血圧が上がりやすいのは、体温を逃がさないように体が自ら交感神経を刺激して、血管を収縮させることが理由に挙げられます。そのため、普段は血圧が正常でも、冬だけ血圧の数値が上がる人もいます。

急激な温度変化による血圧変動から、心臓や血管に疾患が起こる「ヒートショック」は、この季節によく見られます。早朝のごみ出しなどちょっとした外出でも、防寒対策はしっかりと。家の中でも、部屋と廊下やトイレ、脱衣所と浴室など、暖かい場所と寒い場所の温度差が開かないよう、暖房器具などを上手に利用しましょう。

血圧を下げるためには、食事や運動、嗜好(しこう)品などの生活習慣を見直すことが大切です。冬は忘年会や新年会、親戚の集まりなど会食の機会が多い時期。塩分・カロリーの過剰な摂取や飲酒は控え、喫煙はご法度です。また、寒くなると外出が面倒になり、運動不足になりがち。ウオーキングのような有酸素運動で、無理のない程度に体を動かすことを習慣づけましょう。

「家庭血圧」を定期的に測ることも、高血圧対策として推奨されています。日常の数値を記録することで、医療機関での治療が必要となった際に治療内容を決める重要なデータになります。

生活習慣を見直しても血圧が目標まで下がらない場合は、降圧薬を使う治療を行います。薬の副作用を気にする人もいますが、高血圧の合併症はもっと恐ろしいもの。医師は患者さんの血圧値や体の状態、病気の有無などを考慮した上で、服薬の負担が少なくなるような薬を処方します。気になる人は、かかりつけ医に相談を。(辻本直貴)

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

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