生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう!Vo.1

生活習慣病と健康寿命

新シリーズスタート
日々の過ごし方と健康を意識して

毎日を楽しく生き生きと過ごしたい―。そんな願いは誰もがもっているもの。自分自身や家族の健康も意識して、日々の生活を送りましょう。

今週号から、新連載「生活習慣病を予防して、健康寿命を伸ばそう」を始めます。執筆は、和歌山市保健所の永井尚子所長(医師)。8回にわたって届けます。


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わが国は世界トップクラスの長寿国です。平成26年簡易生命表では、日本人男性の平均寿命は80.50年、女性の平均寿命は86.83年となり、どちらも過去最高を更新。今後も平均寿命は伸びると予想されています。

しかし一方で、高齢化が進むにつれ、生活習慣病などにより医療や介護を必要とする人は増加の一途です。人口動態統計では、約6割の人が「がん」「心疾患」「脳血管疾患」などの生活習慣病で亡くなり、国民医療費では、約3割を生活習慣病が占めています。

人は皆、住み慣れた地域で生涯健康で自立した生活ができることを願っています。

和歌山市の「健康寿命(※1)」は、男性78.0歳、女性82.2歳(平成22年)、全国値は男性78.2歳、女性83.2歳で、残念ながら男女とも全国値より健康寿命が短いのが現状です(グラフ1・上記参照)。

和歌山市の調査では、要介護状態の要因として、「高齢による衰弱」「骨折・転倒」「脳卒中」「認知症」「心臓病」「関節の病気」「糖尿病」の順に多く、やはり生活習慣病が大きく影響しているのが分かります。また、最近注目度の高い「認知症」も、生活習慣病が大きく影響しているのです。
このように、私たちの生活に大きな影響を及ぼしている「がん」「循環器疾患」「糖尿病」などの生活習慣病の多くは、「禁煙」「健康な食事」「身体活動の増加」「リスクを高める飲酒の減少」により予防可能なのです(表1・下記参照)。これらの生活習慣病を包括的に捉え、発症予防と重症化予防を徹底することが重要です。

この機会に、生活習慣を見直して生活習慣病を予防し、健康寿命延伸に取り組みましょう。健康都市和歌山を目指して!(和歌山市健康局保健所長・永井尚子)

※1 健康寿命=日常生活動作が自立している期間(介護保険の要介護度2〜5でない期間)を採用
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