飲めば飲むほどおもしろい クラフトビール

リビング和歌山8月4日号

 夏真っ盛り。ビールがクーっとおいしい季節。最近、スーパーやコンビニエンスストア、飲食店などでメジャーブランド以外のビールを目にする機会が増えましたよね。“家飲み派”も“外飲み派”も、「とりあえずビール」で喉を潤すのではなく、「こだわりビール」で至福の一杯を楽しんで。

100を超える“ビアスタイル”からワインや日本酒のように好みの味を

アルコール市場の多様化や若者のビール離れなどにより、国内のビール市場が縮小する中、今注目を集めているのが「クラフトビール」。クラフトビールとは、小規模な醸造所で特徴的な方法によって製造されたビールのことで、昨今、日本の大手ビール会社も、この領域に参入し始めました。

「皆さんが家庭や居酒屋などでよく飲んでいるのは、下面発酵でつくられたラガービールの『ピルスナー』という種類。世界的にこのビールが主流です。しかし、ビールは主原料となる『麦芽』『ホップ』『酵母』『水』の組み合わせ、発酵(上面・下面・自然)や熟成の方法などにより個性が大きく変化し、実に100を超えるスタイルに分類されるんです」と、今夏で5回目の開催となるクラフトビールイベント「クラフト×暮らふとビールフェス」の仕掛け人・小賀善樹さんは説明します。

「『ペールエール』『IPA』『スタウト』といった呼び方を聞いたことはありませんか? クラフトビールは色も香りも味わいも千差万別。ワインや日本酒と同じように、きっと好みの一杯が見つかるはず。“とりあえず一杯”から“こだわりの一杯”になってほしい」と。

和歌山のクラフトビールを一挙に紹介!

飲み比べてみよう! クラフトビール

和歌山県にもブルワリーが続々登場。豊かな自然の恩恵を受けた名水を使い、それぞれこだわりのビールをつくっています。

HEIWA CRAET(ヘイワクラフト)

HEIWA CRAET

1928年創業の「平和酒造」(海南市溝ノ口)が2015年からビールづくりに挑戦。「ペールエール」(388円)、「ホワイトエール」(388円)、「ポーター」(410円)、「インディアンペールエール」(410円)。「インディアンペールエール」は、「インターナショナル・ビアカップ2017」(日本地ビール協会主催)で金賞を受賞。

黒潮市場ミオ店、酒やの鍵本で販売
 

ブルーウッドブリュワリー

「青木屋酒店」の店主が岡山県でビールづくりを学び、2017年からオリジナル商品を製造・販売。「有田みかんエール」(420円)や「有田山椒エール」(420円)など、地元の特産物が副原料に使われています。このほど、「いちごエール」(420円)が新発売(限定数あり)。

青木屋酒店で販売

青木屋酒店の隣にある直営パブ。ガラス越しに醸造所が見えます。タップから注がれるビールは、ジョッキサイズで一律540円。ハンバーガーやピザなど、“あて”も充実。

住所 有田郡有田川町天満67
電話 0737(52)3310
営業時間 午後6時~OS10時
定休日
日・月・火曜

AGARA CRAFT(アガラクラフト)

アガラクラフト

和歌山弁で「われら」を意味する「AGARA」は、和歌山大学の学生が中心となり、公募で決定したネーミングで、2017年から販売がスタート。「ペールエール」(421円)、「バイツェン」(421円)、「インディアンペールエール」(421円)。サクラやモモの限定品も。

和歌山市内一部のローソンとセブンイレブン、黒潮市場、和歌山城売店で販売

和歌山麦酒醸造所三代目

ブルワリーパブの店内で醸造される「AGARA CRAFT」(648円から)の他、和歌山のクラフトビールの樽生も数種類扱っています。

店名 和歌山麦酒醸造所三代目
住所 和歌山市十一番丁54
電話 073(414)1231
営業時間 午後5時半~11時
定休日
無休

VOYAGER BREWING(ボイジャーブルーイング)

ボイジャーブルーイング

2016年に醸造所を開設。ブランド名の由来は、NASAの惑星探査機「ボイジャー」。「コパー」(421円)、「ゴールド」(421円)、「IPA」(464円)。「コパー」は、「2018ビアワングランプリフェスティバル」(日本の地ビールを支援する会など主催)のダークカラービール部門で部門賞を獲得。

近鉄百貨店和歌山店、酒商よしはらなどで販売
 

ブルワリーにカウンターバーを併設。2階にはソファー席もあり、醸造設備を眺めながら出来たてのビールがその場で飲めます(UK HALFーPINT400円から)。食べ物の持ち込みOK。

住所 田辺市上の山1-9-20
電話 0739(34)3305
営業時間 午前9時~午後6時
定休日
火曜
URL
http://www.voyagerbrewing.co.jp/

南紀白浜ナギサビール

南紀白浜ナギサビール

1997年からクラフトビールを製造販売している、草分け的存在。アメリカンウィート(390円)、ペールエール(390円)、インディアンペールエール(390円)、ゴールデンエール(390円)、みかんエール(420円)。季節ごとに限定ビールが登場します。

近鉄百貨店和歌山店、エバグリーン広瀬店などで販売
 

ナギサビール直営のレストランで、樽生のクラフトビールを提供(650円から)。ナギサビールで煮込んだ牛肉や豚肉など、直営店ならではの料理も美味。

店名 Nagisa Beer Dining Barley(バーリィ)
住所 西牟婁郡白浜町2927-557
電話 0739(43)7373
営業時間 午前11時~午後9時
定休日
水曜(季節により変更あり)
HP http://www.nagisa.co.jp/barley.html

 

日時 8月11日(祝)正午~午後9時
会場 ぶらくり丁商店街
参加費 入場無料(ビールはチケット制1杯400円)
※ビールを飲むには、プラカップ(100円)の購入が必要。食べ物(15店出店予定)は各店舗で現金で支払ってください
出店ブルワリー
・ウッドミルブルワリー・京都(京都府)
・南紀白浜ナギサビール(和歌山県)
・平和クラフト(和歌山県)、火の谷ビール(三重県)
・VOYAGER BREWING(和歌山県)
・MARCA(大阪府)、六甲ビール醸造所(兵庫県)
主催 真田堀家守舎
問い合わせ クラフト×暮らふとビールフェス実行委員会
https://www.facebook.com/craftcraft.beerfes

前売り券を5人にプレゼント


1800円(カップ1個+ビール5杯分と引き換え)

ハガキまたはEメールで応募を。〒住所、名前、電話番号、年齢、クラフトビール特集の記事の感想を添えて、〒640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「クラフトビール」係、または、living@waila.or.jpまで(メールは件名に「クラフトビール」と記入)。 8月6日(月)必着。当選発表は、チケットの発送をもって代えます※応募は20歳以上の人に限ります

 

CHELSEA(チェルシー)CHELSEA

カジュアルフレンチ・イタリアンとクラフトビールのマリアージュが楽しめるお店。クラフトビールは、世界的なビールのコンクールで数々の賞を受けている「箕面ビール」がボトルで5種類、樽が2種類(銘柄は随時変わります)は、海外の缶が2種類など。料理に合わせて飲み分けて。

住所 和歌山市駿河町1グレースワン1階
電話 073(422)8273
営業時間 正午~午後2時半、午後6時~深夜0時(金・土曜は深夜2時まで営業)
※ランチ営業は水~土曜
定休日 日曜

THE CASTLE BAR(ザ キャッスル バー)THE CASTLE BAR

アイルランドの「キルケニー」と「ギネス」、ドイツの「エルディンガー」が飲めるアイリッシュパブ。「キルケニー」と「ギネス」は、液体と泡が分解する“サージング”が神秘的。樽生ビールは国内外の9種類、ボトルも含めると15種類のビールが味わえます。

住所 和歌山市友田町4-91
電話 073(488)5903
営業時間 午前11時半~午後2時、午後5時~深夜1時
定休日 火曜

NEST(ネスト)NEST

立ち飲みスタイルで、日本各地から届くクラフトビールがいただけます。タップには、さまざまなスタイルのビールがつながっていて常時4~5種類。なくなると別のビールがつながれ、来店するたびに違ったビールと出合えます。アメリカやベルギーの海外ビールがテークアウト可能。

住所 和歌山市新雑賀町24
電話 073(423)7110
営業時間 午後5時~深夜0時(土・日曜、祝日は午後3時から営業)
定休日 月曜
HP http://nest-craftbeer.com/

GOLDEN RIVER(ゴールデン リバー)GOLDEN RIVER

8月1日にオープン。ビールが好きすぎて、脱サラして大阪のクラフトビールの名店で働いていた店長が、世界中から厳選して仕入れるクラフトビールが樽で常時6〜8種類。店舗内装には、クラフトビールのメッカ、米・ポートランドのエッセンスを取り入れています。

住所 有田郡有田川町長田546-3(旧田殿保育所)
電話 0737(53)3005
営業時間 午前11時~午後3時、午後5時~10時(土・日曜、祝日は午前11時~午後10時)
定休日 火曜

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