2択の質問はNG! 選択肢が多いほど自分で考え決断する

「やるの?やらないの?」。子どもに質問するときにやってしまう2択。早く答えが出るのでお母さんには便利ですよね。「やらない」なんて言われたら、「本当に?」と迫ったこともあるでしょう。子どもは“お母さんの意図”を敏感に感じ、お母さんの求める答えを選択します。つまり、2択は実質的には1択なのです。

子どもが自分で考えて決断し、行動できる子になってほしければ、実はもっと違う質問が効果的です。何かを決める場面で、「どうしたらいい?」と聞いてあげてください。「どうしたらいい?」は、答えが決まっていない質問です。自由な発想で自分なりの答えを見つけられます。慣れないうちは「分からない」と言う子もいるでしょう。そんなときこそお母さんの出番。たくさんの選択肢を提示してみるのです。

例えば、「もう歩けない」とぐずる子に「歩くのか歩かないのか」と聞いても、なかなか動いてはくれません。そんなとき「手をつないで歩く?」「休憩する?」「よーいドン!する?」「あの角まで抱っこする?」「歌うたう?」など、できるだけたくさん提案して、選ばせてあげるのです。子どもは自分で決めると案外すんなり納得して行動します。
たくさんある選択肢から自分で選ぶ繰り返しは、必ず子どもの心に経験として蓄積されます。決断力と実行力は、目標を達成するときに必要になるとても大切な力。お母さんも頭を柔らかくして、楽しい選択肢をたくさん提示してあげてくださいね。

著者

むらたますみ
キッズコーチングマネジャー

監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年9月20日号「あなたのアイドルを探せ!! 【推し活】アニマル総選挙!」
     ジャイアントパンダの帰国から3カ月。新たな“推し”を探すべく「アニマル総選挙!」を開催します。ア…
  2. リビング和歌山2025年9月13日号「行ってみたから伝えたい! 大阪関西 万博体験レポート」
     今年4月に開幕した「大阪・関西万博」は10月13日(祝)の閉幕まで残すところ約1カ月。今週は万博…
  3. リビング和歌山2025年9月6日号「和歌山のヒガシから新着情報 これが新しい橋本です」
    橋本市と聞いても、「あまり行ったことないわ~」との印象を持つ読者は多いかもしれませんね。実はそれっ…
  4. リビング和歌山2025年8月30日号「自然界の脅威に備えよう 人と自然の“キケンな遭遇” 出合ったらどうしよう!?」
     秋は川や山などへ出かける機会が増える季節です。もしも「クマ」や「スズメバチ」などの危険な生き物た…
  5. リビング和歌山2025年8月23日号「あなたのその行動が働きを鈍くしているかも 免疫細胞のはなし」
     私たちが健やかに過ごすために、身体に備わっている〝免疫〟。忙しい毎日の中でついやってしまう行動が…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/9/18

    2025年9月20日号
  2. 2025/9/11

    2025年9月13日号
  3. 2025/9/4

    2025年9月6日号
  4. 2025/8/28

    2025年8月30日号
  5. 2025/8/21

    2025年8月23日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る