毎日生き生き健康通信vol.74
花粉症の薬は眠気が心配?
副作用を抑える治療の工夫

眠気が気になる人は1日1回タイプを

スギ花粉は2月中旬ごろから飛散が本格化。敏感な人は既に1月下旬ごろから症状が出始め、ヒノキ花粉にも反応する場合は、5月ごろまでくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が続くことがあります。こうした症状を抑えるためには、適切な治療が重要。一方で、「花粉症の治療をした方が良いのは分かるけれど、眠くなるから心配」と、服用をためらう人も少なくありません。現在は眠気の副作用を抑えた薬も多く、体質や症状に合わせて薬を選ぶことで、眠気を抑えながら症状をコントロールすることが可能です。

花粉症治療薬の中心となるのが、抗アレルギー薬の一種である「抗ヒスタミン薬」です。ヒスタミンはアレルギー反応に関わる物質で、体内で放出されると炎症が起こり、くしゃみや鼻水などの症状の原因となります。抗ヒスタミン薬はヒスタミンの働きを抑えることで、花粉症の症状を和らげます。

ただ、ヒスタミンは脳に作用して覚醒を保つ働きもあるので、それが抑えられることで眠気が生じやすくなります。他にも、集中力の低下や、ぼんやりするなどの症状が見られる場合も。特に、市販薬は脳に移行しやすく即効性を重視した成分が含まれていることがあり、眠気が出やすい傾向があります。

抗ヒスタミン薬は「第一世代」と「第二世代」の2種類があり、第一世代は効果が高い反面、副作用として眠気が出やすいのが特徴です。第二世代は脳への影響を抑え、副作用が少なく効果が長く続くように改良。「アレグラ」「アレジオン」などが代表的な治療薬で、現在は医療機関でも第二世代の薬が主に処方されています。

それでも眠気が気になる場合は、1日3回服用する薬よりも1日1回夜に服用するタイプの薬を選ぶことで軽減できる場合があります。また、眠気が出にくい薬に変更し、点鼻薬や点眼薬、漢方薬などを組み合わせて、不足する効果を補うこともできます。
眠気が心配な場合は服用を避けるのではなく、医療機関に相談しながら、自分の体質に合う薬を選ぶことが大切です。眠気の副作用で治療をためらっている人は、かかりつけ医に受診を。

(辻本直貴)

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

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