GW明けは五月病に注意!
「行きたくない」には
まず全肯定が第一歩

4月も後半になると、そろそろ新生活にも慣れ、ゴールデンウイークが楽しみになるころ。でも、実はその後、ちょっとした試練が待ち受けている場合があります。子どもたちが急に、園や学校に「行きたくない」と言い出すことがあるのです。いわゆる五月病。「行きたくない」なんて言われると、親としてはついつい「どうして?」「そんなこと言わないで」「とにかく行きなさい、行ったらなんとかなるから」と言ってしまいがち。でも、これが大きなNG行動です。問いただすばかりでは、まだ自分の気持ちを正確に表現できない子どもは萎縮してしまいます。

こんな時に効果的なのが“おうむ返し”。まずは「行きたくないのね」と、子どもの言葉を繰り返して肯定してあげましょう。お母さんに自分の気持ちが届いたことを知って安心できます。「どうして?」「何があったの」と問いただすのではなく、ただ受け止めてあげてください。

特に進級進学の時期は、子どもは新しい環境になじもうと努力しているもの。新しいことが多過ぎて、情報過多になっています。どうしても休みたいと子どもが言うなら、かなり疲れている証拠です。大人でも仕事に行きたくない日はあるものです。「行きたくない」の一言を重く受け止めすぎる必要はありません。

必要なのは、リフレッシュ。無理をさせず、一日休ませてあげるのがいいでしょう。好きなことをして過ごし、頭の中をリセットできたら元気を取り戻せます。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPhttps://momsknack.com/

子育て・教育

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