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なりっちの虹色絵本
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おこだでませんように
誰もが持っている心の中の 祈りの言葉、一番のお願い 1年生になったA君が保育所に来て、「先生、今日は学校で一回も怒られへんかったで」と言ったとか。「いつも、どれだけ怒られているの」とみんながあきれ顔でした。「ぼくは い… -
おとうさんの庭
仕事選びにヒントを与え、 生きる覚悟を伝える父親 「ふつうの家の子がよかった」と息子が言うのです。遊びに来る友達に、「どうしてお父さんがいつも家にいるの?」と聞かれるのが嫌でしかたがないのだと。 共に自由業のわが家は「… -
かばくん
笑って、泣いて、遊んで。子育ては 子ども時代を二度生きること 〝子育ては損か?〞というタイトルが『AERA』(『子育ては損か? 読者2118人のメール』朝日新聞社発行)の表紙に踊った平成12年12月、私は国公立幼稚園園… -
ストライプ たいへん! しまもようになっちゃった
好きは好き、嫌いは嫌いと、 人を気にせず自分の意見を 小学校での読み聞かせは本選びに苦心します。特に3年生以上の子どもたちには何を読むべきかを迷います。幼年童話へ移行して耳を育てるという手もありますが、やはり絵本の楽し… -
わすれられないおくりもの
続きの仕事を黙って 引き受けてくれた仕事仲間 「おばあちゃんのことがかいてある本を見つけたよ」と1年生の長男が差し出したのは、『わすれられない おくりもの』(出版=評論社、スーザン・バーレイ/作・絵、小川仁央/訳)。そ… -
いつもちこくのおとこのこ
うそをつくな。遅刻をするな。 ズル休みなどもってのほか… 冬の朝、ランドセルを背負った男の子が、ヨタヨタと歩いていました。大人の足なら2分とかからない校門までの道のりをうつむいて、葛藤しながら行くのです。「行きたくない… -
はなのすきなうし
ふえるじなんどの母のように ただ子どもを見守りたい 「そのままのあなたでやってごらん」。そう言ってくださったのは、高校3年生のときの担任の教諭。母にさえ「あんただけは隠したいわ」と言われていたというのに。 わが家は絵に… -
ビロードのうさぎ
雪降る町へゴリちゃんを求めて パパサンタが東奔西走! クリスマスが近づくと『ビロードのうさぎ』(出版=ブロンズ新社、マージェリィ・W・ビアンコ・原作/酒井駒子・絵・抄訳)が読みたくなります。 酒井駒子さんの絵が好きで、… -
ぼちぼちいこか
「きょうのぶん」「あしたのぶん」「あさってのぶん」のハグと絵本 「ぼちぼちいこか、ぼちいこか」とかわいい声がして、振り返ればピンクの自転車に乗った女の子が私を追いかけて来ます。スーパーの前を通って駐車場を過ぎても、ま… -
あおくんときいろちゃん
日々の暮らしの中で それぞれの色を放ちながら コンテンポラリーアートの作家である友人のYちゃんが私の息子に言ったそうです。 「あんたはお父さんが変な人だと思ってるやろ? 違うで。本当に変なのはそんなお父さんと結婚した、…