《第4回 苦渋の決断》遂に初陣を迎えた幸村 兄と別れ、関ヶ原の戦いへ―

幸村部

幸村、初陣で大活躍!
秀吉もひいきする実力

「真田幸村像」上田駅を出て、最初に目に飛び込んでくる騎馬像。幸村が、「小田原の役」で初陣を果たしたときの様子を再現しているそう。上田城築城400年を記念して寄贈されました長野県上田市天神0268(23)5408上田市観光課

「真田幸村像」上田駅を出て、最初に目に飛び込んでくる騎馬像。幸村が、「小田原の役」で初陣を果たしたときの様子を再現しているそう。上田城築城400年を記念して寄贈されました
長野県上田市天神
0268(23)5408上田市観光課

第一次上田合戦で徳川の大軍を退け、その名を天下にとどろかせた真田。次に昌幸は、家康と敵対する豊臣秀吉に接近し、ともに徳川と戦うことを約束。人質として、息子の幸村を秀吉へ差し出しました。しかし、家康が秀吉の臣下となったため事情は一変。昌幸は家康の配下に置かれてしまいます。

そんな中、最後まで従わなかったのは北条。名胡桃城(なぐるみじょう)を巡るいさかいをきっかけに秀吉の怒りを買い、各地の大名に北条討伐の命が下ります。真田親子は前田利家や上杉景勝らとともに出兵。この「小田原の役」が幸村にとっての初陣であり、敵軍に果敢に突入するなど活躍。勝利に大きく貢献したといわれています。

徳川にも、北条にも一歩も退かず勇敢な戦いを見せた真田を、秀吉は高く評価。天正18(1590)年に天下を統一した後、真田を上田城主として認め、本領を安堵(あんど)します。また、幸村個人も秀吉から特別かわいがられていたようで、慶長3(1598)年には豊臣の姓を与えられ、兄の信幸と官位の上では平等だったとの記録が残っています。

すべては真田の名を残すため
激論の末に出した答えは

しかし同年8月、秀吉が病死。それに伴い豊臣家内部の不和が表面化。さらに家康が謀反の疑いがある上杉景勝を討伐しようと会津に向かうなど勝手な行動をとったため、石田三成、宇喜多秀家らが反発。豊臣家を守ろうと反家康の兵を上げました。

家康に従い、上杉討伐に合流しようと軍を進めていた真田父子の元へも石田三成が派遣した使者が到着。豊臣につくようにとの連署状を渡されます。長時間に及ぶ議論を行った昌幸、信幸、そして幸村の3人。幸村は豊臣方の大谷吉継、信幸は徳川方の本多忠勝の娘をめとっているなどの理由で、石田方に昌幸と幸村、徳川方に信幸がつくことになったなどの説があります。しかし実情は、「どちらが滅んでも、真田の名を残すため」―。あえて家族が別れる、苦しい選択をしたとも考えられます。

こうして、たもとを分かった3人。この後、感傷に浸る間もなく「第二次上田合戦」が勃発し、敵として戦うことになるのです。

「真田まつり」参加者募集

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伊都郡九度山町で、5月5日(祝)に開催される「真田まつり」。今年もメーン行事である「武者行列」の参加者を募集しています。戦国時代の衣装を着て、道の駅くどやまから真田庵まで歩いてみませんか。対象は高校生以上の男女。参加費は2000円。申し込み期間は2月1日(日)~27日(金)。申し込み多数の場合は先着。まずは電話かメールで問い合わせを。

お問い合わせ 九度山町役場産業振興課内真田祭実行委員会
電話 0736(54)2019
メール sanshin@town.kudoyama.lg.jp

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