防災Topics

防災能力向上のためモンゴルから視察団が来和

11月9日、和歌山大学考案のプログラムを見学

子どもが楽しく学べる防災に注目

 JICA(国際協力機構)「防災教育推進のための能力向上」の研修の一環として、モンゴルから視察団が来和。和歌山大学災害科学教育センター(和歌山市栄谷)が開発した防災教育プログラムを見学するため、11月9日、同センター・客員教授の今西武さんとともに、和歌山市杭ノ瀬保育所(和歌山市杭ノ瀬)に集まりました。

まず、今西さんが制作した防災ソング、地震が起きたときの身の守り方を学ぶ「ねぼけナマズ」と、台風への対策を表現した「台風ロックンロール」に合わせて園児たちがダンスを披露し、「おはしも(押さない、走らない、しゃべらない、戻らない)」など非難時の心得を確認。地震が発生した場合を想定し、身を守る動作を行った後、園庭へ避難するという流れを見学しました。

 その後一団は、電気やガスなどのライフラインが途絶えたという想定のもと、薪とペール缶を利用して火を起こし、非常食を食べるまでの流れを実際に体験。

モンゴル視察団代表のドブチン・ムンフバットさんは、「1歳、2歳という早期から、防災に取り組んでいることに注目しています。子どもたちが、歌ったり踊ったりして学べるところが良い。モンゴルでも防災教育は行っていますが、災害への備えはまだまだだと感じています。子どもたちや保護者にとってもより分かりやすく、シンプルになるよう改善していきたい」と話します。

今西さんは「同センターが考案した防災教育プログラムは、子どもと保護者が一緒に歌やダンスで学び、実際に避難し、食事を準備して食べるまでが一連の流れ。今後も、子どもたちが分かりやすく防災について学べるように、楽しいプログラム開発を目指していきます」と話していました。

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年7月12日号「参加者募集!リビング特別体験イベント夏休み! 親子で工場見学」
     もうすぐ夏休み。親子で工場見学に出かけませんか。地元和歌山にゆかりのある産業やものづくりを知り、…
  2. リビング和歌山2025年7月5日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 民藝100年の今を生きる 暮らしの中の道具に宿る「美」 」
     1925(大正14)年、思想家・柳宗悦(むねよし)が、「民衆的工藝」を略し、「民藝」と主唱。暮ら…
  3. リビング和歌山2025年6月28日号「片男波に出現!関西最大級のビッグスライダー海上アスレチック AQua LooP 」
     夏休みまであとわずか。今年は片男波海水浴場に巨大な海上アスレチック「AQua LooP」が誕生し…
  4. リビング和歌山2025年6月21日号「今さら聞けない 給与明細のミカタ!」
     給与明細を毎月しっかり確認していますか? 給与明細には多くの情報が詰まっていて、ポイントを押さえ…
  5. リビング和歌山2025年6月14日号「 和歌山市の魅力を伝える広告が新大阪駅に 市の職員が制作! 彼女の名は?」
     関西の玄関口となるJR新大阪駅の新幹線改札内で、和歌山市のPR広告が放映されています。広告画像の…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/7/10

    2025年7月12日号
  2. 2025/7/3

    2025年7月5日号
  3. 2025/6/26

    2025年6月28日号
  4. 2025/6/19

    2025年6月21日号
  5. 2025/6/12

    2025年6月14日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る