ことばで広がる絵本の世界
「とうだい」

きみが いつだって おんなじ
ばしょで ひかってるんだから

 岬にたつ生まれたての灯台は、毎日同じ場所からいろいろな船や魚を眺めています。最初の冬、灯台は渡り鳥から遠くの国の話を聞かせてもらい、自分がどこへも行けないことを改めて実感します。そして次の年の冬、灯台は恐ろしい嵐の中に浮かぶ船を発見しました。必死に助けようとする中で、動けない自分にも、できることがあると気付きます。どこに行けなくても、その場所で自分の役割と使命を果たす。揺るぎない存在の大切さを感じることができる一冊です。

和歌山県立図書館
副主査司書・岡尚子

絵本とうだい
斉藤倫/文、小池アミイゴ/絵
(福音館書店)

子育て・教育

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