イクメンって どこの世界の話ですか?

20170401kids01

経験を重ねながら
パパとママに育っていく

〝0歳パパ〞を〝一人前パパ〞に育てていく新連載がスタート。ママたちの「…だよね〜」、パパたちの「…っていわれても」の〝あるある〞をなりっちの鋭い観察眼で!

イクメンブーム。パパたちは、さぞ生き生きと子育てや家事に参加しているのだろうとうれしく思っていたのですが、違うようですね。

ある情報誌のインタビューで、Aママは怒りを押さえて答えていました。「ファミレスでよそのパパがかいがいしく子どもの世話をしているのを見て、『あれがイクメンというものか』と思うことがあるけれど、うちは全然」。保育士の友人からも、「イクメンなんてどこにいるのという感じ。入園式のパパの参加は増えたけど、それだけ」という声が。

『洗濯は洗濯機が、掃除は掃除機がしてくれる。だからあなたがしてください。子どもを産むことだけは女性にしかできないので、私がします』と結婚するときに言われ、今も続いています」と教えてくれたのは、保育界の大物を妻に持つH氏。まもなく喜寿(77歳)だそうですが、結婚当時、男性は縦の物を横にもしないのが当たり前の時代だったとか。そんな中でも、男のプライドをふりかざすことなく、自然体で家事や育児に関わってこられたのです。

男は仕事、女は家庭という考え方がまだ残っていた時代に私たちは結婚しました。手伝ってくれる人がいなかったのと、共に自由業で時間のやりくりがついたことから、子育ても家事も二人で一緒にやってきました。まずルールを決め、どうサポートしてほしいのかを具体的に伝え合い、子どものこと以外はそれぞれのやり方を認めました。

仕事場が自宅だったせいで、亭主の方が子どもといる時間が長く、息子たちは幼稚園で転ぶと「パパ〜」と泣き、私と買い物に行くと「今日はママと一緒でいいね」と言われていましたっけ。

「やり方が違う」と怒る前に、して欲しいことを具体的に伝えましたか?

名前なりきよ ようこ
プロフィル絵本編集者として勤務後、渡欧。帰国後フリーに。
保育所や小学校で読み聞かせを25年以上続けている。絵本creation(編集プロダクション)代表

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年8月30日号「自然界の脅威に備えよう 人と自然の“キケンな遭遇” 出合ったらどうしよう!?」
     秋は川や山などへ出かける機会が増える季節です。もしも「クマ」や「スズメバチ」などの危険な生き物た…
  2. リビング和歌山2025年8月23日号「あなたのその行動が働きを鈍くしているかも 免疫細胞のはなし」
     私たちが健やかに過ごすために、身体に備わっている〝免疫〟。忙しい毎日の中でついやってしまう行動が…
  3. リビング和歌山2025年8月9日号「語り継ぐ体験、記録で伝える 戦後80年、未来へ残す記憶」
     1945(昭和20)年8月15日の終戦から、今年で80年を迎えます。戦争を直接体験した人々が少な…
  4. リビング和歌山2025年8月2日号「専門店が続々登場、美と健康をサポートするスーパーフード ブーム再燃!アサイーボウル」
      まだまだ暑さが続く今年の夏。涼しく冷んやりと、そして健康に乗り切るためにアサイーボウルはいかが…
  5. リビング和歌山2025年7月26日号「進化する「北ぶらくり丁」」
     レトロな雰囲気のなかに、遊び心と新しさが交錯する北ぶらくり丁が活気にあふれています。アーケードの…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/8/28

    2025年8月30日号
  2. 2025/8/21

    2025年8月23日号
  3. 2025/8/7

    2025年8月9日号
  4. 2025/7/31

    2025年8月2日号
  5. 2025/7/24

    2025年7月26日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る