イクメンって どこの世界の話ですか?

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経験を重ねながら
パパとママに育っていく

〝0歳パパ〞を〝一人前パパ〞に育てていく新連載がスタート。ママたちの「…だよね〜」、パパたちの「…っていわれても」の〝あるある〞をなりっちの鋭い観察眼で!

イクメンブーム。パパたちは、さぞ生き生きと子育てや家事に参加しているのだろうとうれしく思っていたのですが、違うようですね。

ある情報誌のインタビューで、Aママは怒りを押さえて答えていました。「ファミレスでよそのパパがかいがいしく子どもの世話をしているのを見て、『あれがイクメンというものか』と思うことがあるけれど、うちは全然」。保育士の友人からも、「イクメンなんてどこにいるのという感じ。入園式のパパの参加は増えたけど、それだけ」という声が。

『洗濯は洗濯機が、掃除は掃除機がしてくれる。だからあなたがしてください。子どもを産むことだけは女性にしかできないので、私がします』と結婚するときに言われ、今も続いています」と教えてくれたのは、保育界の大物を妻に持つH氏。まもなく喜寿(77歳)だそうですが、結婚当時、男性は縦の物を横にもしないのが当たり前の時代だったとか。そんな中でも、男のプライドをふりかざすことなく、自然体で家事や育児に関わってこられたのです。

男は仕事、女は家庭という考え方がまだ残っていた時代に私たちは結婚しました。手伝ってくれる人がいなかったのと、共に自由業で時間のやりくりがついたことから、子育ても家事も二人で一緒にやってきました。まずルールを決め、どうサポートしてほしいのかを具体的に伝え合い、子どものこと以外はそれぞれのやり方を認めました。

仕事場が自宅だったせいで、亭主の方が子どもといる時間が長く、息子たちは幼稚園で転ぶと「パパ〜」と泣き、私と買い物に行くと「今日はママと一緒でいいね」と言われていましたっけ。

「やり方が違う」と怒る前に、して欲しいことを具体的に伝えましたか?

名前なりきよ ようこ
プロフィル絵本編集者として勤務後、渡欧。帰国後フリーに。
保育所や小学校で読み聞かせを25年以上続けている。絵本creation(編集プロダクション)代表

子育て・教育

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