タイプ別! 物件選びのコツ③
子どもがスクスク育つ
家づくり【住宅種別編】
- 2026/8/6
- 暮らそら
家族と予算に合った住まいが一番
不動産のプロ集団、和歌山県宅地建物取引業協会が、住む人に合う家や土地をアドバイスするシリーズ「タイプ別! 物件選びのコツ」。第3回は7月11日号に続き、「子育て世代」をテーマに取り上げます。同協会の広報啓発委員・宮田菜保子さん(写真右)が、分かりやすく解説します。

リクルート「スーモリサーチセンター」が2025年に実施した全国調査では、子どものいる世帯が検討する住宅種別は、注文住宅が62%と最も高く、続いて新築分譲一戸建てが34%、中古一戸建てが32%、新築・中古マンションが各29%、持ち家のリフォームが17%という結果に(複数回答あり)。年代別では、若い世代ほど注文住宅を望む傾向が見られます。
「和歌山の子育て世代も、新築を希望される方が多いですね」と宮田さんは話します。親から土地を譲り受けるケースでは、自然と注文住宅を選択肢に入れる人も。しかし一方で「建築費の高騰が壁となり、一から建てると予算が厳しく、郊外の建売住宅を選ぶ家庭も増えています」と指摘。
また、40年以上の超長期ローンや夫婦でペアローンを組んで購入するケースも。「国の『みらいエコ住宅』や、和歌山市の『三世代ファミリー助成金』など、子育て世代向けの支援制度を上手に利用するのも一つの方法です」とアドバイス。
空き家問題が深刻な和歌山では、中古住宅を選ぶ人が一定数いますが、「それでもまだ多いとはいえません」と宮田さん。リノベーションやリフォームの内容によっては、結果的に建売住宅の方が安くなる場合もあるためです。「中古住宅でも、性能・快適性・耐震性を確保し、瑕疵(かし)担保責任の補償を付ければ、今後選択肢は広がるのでは」と展望を語ります。
「多様性の時代ですから、以前ほど〝新築神話〟が根強くないのも事実。自分たちの暮らしと予算に合う住まいづくりが一番です」と、宮田さんは締めくくりました。

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