プロが解決! 不動産お悩み相談室~最終回~
安価でお買い得だけど
避けたい土地

土地代を抑えて建物に予算を回して

 和歌山県宅地建物取引業協会の「相談室」シリーズ。最終回は「価格以上に価値のある土地」について広報啓発委員長の末吉亜矢さんが話します。

「和歌山は都市部に比べて土地価格が手ごろ」と、開口一番に話す末吉さん。「とはいえ、商業施設や教育・医療機関が集まるエリアは人気で、多くの人が欲しいと思う土地ほど高額に」とも。

一方で、「住む人が望むライフスタイルがかなう土地なら、価格以上に価値があるといえるでしょう」と続けます。安い土地には理由があるものの、そのデメリットを許容できれば、広い土地を選べたり、建物に予算を回せたりと、大きなメリットにつながります。

安くなりやすい土地の典型例は、旗ざお地などの不整形地です。「土地の形に特徴があっても、設計次第で住み心地のよい家を実現できます」と末吉さんはアドバイス。「空き家の多い和歌山では古家を解体して更地渡しで交渉する方法も有効。解体費を負担しても総額を抑えられる場合があります」。さらに「30~40年前の古い分譲地は立地が良く、空き家付き土地が手ごろな値段で出ています」とも。

一方で、安価だけど購入するのに気を付けたい土地も。「接道が私道の場合、法的制限や追加費用が発生しやすく、再建築が難しいケースも」。ライフラインの整備状況、騒音や近隣環境も確認したいところ。また、「ハザードマップに載っている災害リスクが高い土地も、購入後に危険が伴う可能性を考えると〝安い土地〟といえるかどうか」と。

最後に掘り出し物件の見つけ方について聞くと、「早期売却を希望する売り主の物件や、未公開物件が狙い目」と末吉さん。不動産業者と一緒に探すことで、一般の人には分からない〝実は問題ない土地〟に出合える可能性が高まります。「安くていい土地は取り合いに。期間に余裕をもって探せば、掘り出し物がポンと出てくることもあります」と、末吉さんは最後に話していました。

末吉亜矢さん

末吉亜矢さん


不動産に関する相談は宅建協会まで。

問い合わせ073(472)4600
(祝日除く月~金曜の午後1時~4時半)

暮らそら

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