口から始まる健康づくりvol.77
よく噛むことで若返る!?
唾液が持つ作用とは

唾液の分泌を促すには
奥歯で噛む回数や姿勢を意識

 全身にたくさんの影響を及ぼす歯の健康。咀嚼(そしゃく)がしっかりできるということは、さまざまなミネラルやビタミンを摂取でき、口腔(こうくう)周辺の筋力もキープできます。よく噛むことで脳の血流が良くなり、集中力が高まったり、認知症の予防にもつながることが分かっています。さらに注目したいのが、よく噛むことで分泌が促される唾液による効果です。

唾液は、「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」の他、唇や上あごにある「小唾液腺」から分泌されます。主な働きは、消化など食事をサポートする働き、自浄作用など口腔内の健康を守る働き、殺菌作用など体を守る働き。そんな唾液に含まれる成分の中でも「パロチン」というホルモンは、新陳代謝を促し、肌や髪を健康に保ったりする働きがあり、別名〝若返りホルモン〟とも呼ばれています。

唾液は毎日1~1・5㍑ほど分泌するとされていますが、加齢によってその量は減少していきます。分泌量を増やす最も手軽な方法は、食事中にしっかりと噛むこと。一口あたり30回以上、左右の歯を均等に使うことを目安にしてください。意識してしっかり噛みたい場合は、食材を大きめにカットするのもおすすめです。

パロチンは、耳下腺から出る唾液だけに含まれているといわれています。耳下腺は、上の奥歯に接する頬の粘膜にあるため、しっかりと奥歯を使うことが大切。また、食事の際の姿勢も重要です。猫背の状態にならないように姿勢を正し、口を閉じて噛み、奥歯をきちんと使うよう心掛けて。

奥歯を失って咀嚼能力が低下すると、唾液の分泌量がぐっと減ることに。放置するのではなく、歯科クリニックで適切な処置を受けることが大切です。治療法の中でもブリッジや入れ歯の場合は、噛む力は天然歯の半分くらいといわれています。歯を失った所に人工の歯根・インプラントを入れて、歯を補うインプラント治療は、骨に固定されるので、治療後はしっかり噛むことができます。信頼のおけるクリニックに相談し、心身の健康や若々しさを保つため、奥歯をしっかりと使って唾液のパワーを得られるよう、きちんと治療を行いましょう。
(川崎豪彦)

店舗名かわさきデンタルクリニック
電話番号073-488-5489
Webサイトhttps://www.kawasakidentalclinic.com/
住所〒640-8451 和歌山市中573-19-403
ふじと台ステーションビル エスタシオン EAST 4階
営業時間(診療時間)9:30~13:00、14:30~19:00
火曜日は9:30~15:00
金曜日・土曜日は18:00まで
定休日(休診日)
日曜・祝日

みんなの健康

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1.  健康志向の高まりを背景に、玄米の栄養価や機能性が改めて注目されています。6月14日の「認知症予防…
  2. リビング和歌山2026年6月6日号「雨が楽しみに変わる 初夏のアジサイ巡り」
     雨の季節を彩るアジサイが、各地で咲き始めます。見頃は6月~7月初旬。アジサイ園や花手水、庭園散策…
  3. リビング和歌山2026年5月30日号「リピートしたくなる! 岩手で話題の推しラーメン」
     あっさり系、彩り豊かな一杯、カフェのような空間…。特に女性客から支持を集める岩出市のラーメン店に…
  4. リビング和歌山2026年5月23日号「梅の里みなべ町で始まる、新たな挑戦 マカダミアナッツ革命」
     5月中旬から6月末ぐらいにかけて、みなべ町の梅農家にとっては梅を収穫する繁忙期を迎えます。そんな…
  5. リビング和歌山2026年5月16日号「世界へ羽ばたく!和歌山のひとさじ Japanese pepperぶどう山椒」
     世界で注目を集める和歌山県産の調味料を紹介する新シリーズ「世界へ羽ばたく! 和歌山のひとさじ」。…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/6/11

    2026年6月13日号
  2. 2026/6/4

    2026年6月6日号
  3. 2026/5/28

    2026年5月30日号
  4. 2026/5/21

    2026年5月23日号
  5. 2026/5/14

    2026年5月16日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る