夏の入道雲 急な大雨や雷⑨

―夏に見られる急な大雨。原因は何?
夏の雲の特徴ともいえる「積乱雲」(写真)が原因です。雷や大雨を降らす、黒くて高さのある雲で、別名「入道雲」とも呼ばれています。どちらかといえば、入道雲の方がなじみがあるかもしれませんね。

―確かに、入道雲なら知っています。
地表付近の温かく湿った空気が上昇し、上空の冷たい空気と混じり合うことで発生します。そして、大雨やひょうを降らせたり、雷や激しい突風を起こしたりします。

―大雨に遭遇したことはあります。でも、すぐにやんだような…。
雨が降っても1時間ほどでやむことが多いのですが、低気圧や梅雨前線などの気象要因が加わると、大雨が長時間続くこともあります。

―急に雷や大雨に遭うと大変。入道雲を見つけたとき、近づいてくるかどうかを判断する基準は?
「真っ黒い雲が近づいてきた」「雷の音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」といった変化を感じたら、近づいてくるしるしです。

―変化を感じたとき、どう行動すればいいの?
屋外にいる人は、しばらくの間、頑丈な建物の中で身を守ってください。近くに電柱や木がある場合は、落雷や突風などにより倒れてくることがあるので注意が必要です。川の近くにいる場合は、大雨で川が増水することも。すぐに離れ、少しでも高い場所に移動しましょう。

―分かっていても、人は「自分は大丈夫だろう」と考えてしまいがち。
その考えはとても危険です。安全第一、“入道雲を見かけたら安全な場所に”ということを、日頃から家族で話し合っておいてくださいね。

回答者
田中省吾さん
和歌山地方気象台の技官で、日本南極地域観測隊の元隊員

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年8月8日号「知る人ぞ知る名景 勝手に紀州穴場遺産」
     遊び心のアンテナを立てて、景色を眺めると、海には犬やカラス、海岸には熊の姿が見えてきます。自然が…
  2. リビング和歌山2026年8月1日号「ひんやりあま〜い こだわりたっぷりかき氷」
     あつ~い夏の風物詩・かき氷。シロップをかけて味わう昔ながらの定番スタイルから進化を続け、イマドキ…
  3. リビング和歌山2026年7月25日号「 サービスエリア・パーキングエリアで楽しむ ご当地グルメ」
    夏休み、高速道路を利用する人も多いのでは。今回は近畿エリアのリビング新聞編集部の合同企画。5府県の…
  4. リビング和歌山2026年7月18日号「 3D技術で本物そっくり! レプリカをつくる博物館」
     昨年10月に開館した「レプリカをつくる博物館」(紀美野町神野市場)。3D技術を駆使した骨格標本や…
  5. リビング和歌山2026年7月11日号「参加者募集!好評につき第2弾 リビング特別体験イベント 夏休み! 親子で工場見学」
     いよいよ待ちに待った夏休み。昨年好評だった「夏休み! 親子で工場見学」の第2弾を企画しました。今…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/8/6

    2026年8月8日号
  2. 2026/7/30

    2026年8月1日号
  3. 2026/7/23

    2026年7月25日号
  4. 2026/7/16

    2026年7月18日号
  5. 2026/7/9

    2026年7月11日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る