“好き”が人の心や気分にプラスに作用 香りに秘められたパワー 女性たちの間で広がる香りの活用

“好き”が人の心や気分にプラスに作用

香りに秘められたパワー

女性たちの間で広がる香りの活用

 いい香りをかぐと幸せな気分になったり、元気がでたりする経験はありませんか。香りは心身と密接につながっていているとも…。今回は“香り”の持つパワーについて取り上げます。

手軽に使えるキット開発、生活の中に取り入れて

「先生、気分がすっきりしなくて」と、疲れた表情で駆け込んできた女性。アロマテラピー専門店「アロマセリノ」(和歌山市和歌浦東) には、さまざまな相談が舞い込んできます。

 代表の坂下好美さんは「目的に合った精油で、しかも自分が心地良いと思う香りなら、心身にも良い影響を与えてくれます。欧州では古くから植物の精油が生活の中に取り入れられています」と説明。訪れた人の話にじっくりと耳を傾けながら、精油をブレンドし、手際良くクリームやジェルを作っていきます。

自身が開発した12種の精油のレシピを伝授する坂下さん

 坂下さん自身も約15年前、ストレスによる不眠をきっかけに、アロマと出合った一人。精油は、本人が気に入った香りを基本に、リラックスにはベルガモットやマンダリン、ストレスにはヒノキやマツ、気持ちが沈んでいる時にはセージなどを提案しながら、ブレンドします。 

 最近は大人だけではなく、中学生などの子どもが母親と一緒に訪れることも多々。そこで坂下さんは家庭でも手軽に精油を使ってもらおうと、昨年10月に「アロマホームドクター協会」を設立。ユーカリやレモングラスなど、12種の精油の中から、用途に合わせてブレンドして作るレシピキットを開発しました。

 レシピは、保湿ハンドジェルやバスオイル、消臭パウダーなど、日常使いしやすいもの40種。講座を受け、資格を取得すれば、必要なときにすぐ作れるとあって、県内外から問い合わせや受講者が増えています。

 坂下さんは「フランスではお母さんが救急箱に精油を入れて使っているほど。使い方が分かればとても便利なことを知ってもらえればうれしいです」と話しています。

35種類の原料からセレクト、自分だけの香作り

4月の新月の日、九度山町のカフェで香を作る体験教室が開かれました。教えているのは、熊野やヒマラヤ産などの香原料を使った香を提供している「佑天(うゆんて)」(高野町高野山)を主宰する東芳美さん。教室は、高野山にある工房を拠点に、海南市や田辺市など各地で開催。フェイスブックで知り、体験した人たちの“自分でブレンドしたオリジナルの香が作れる”といった声が徐々に広がり、人気が高まっています。

香りを楽しみながら、香原料をすり混ぜる参加者と東さん(左から4人目)

 この日は、大阪府や広島県などから約10人が参加。小瓶に入ったヨモギやヒノキ、バラ、ホワイトセージなど約35種の香原料を前に、東さんは「一つずつ香りをかぎ、直感で“好き”と感じたもので香を作ります。好きな香りは人によって異なるので、回りの人を気にせず、自分のペースで進めてくださいね」と説明。参加者たちは、香りをかぎ、それぞれ“好き”と感じた瓶の番号を紙に書き留めていきました。

 その後、東さんは、「脳は心と体が求めている香りを瞬時に判断します。香りで自分の心の状態を知ることもできます」と伝え、自身の体験談などを交えながら、香原料の働きや意味について説明。参加者たちは、選んだ香原料を乳鉢に入れてすり混ぜ、天然水を加えてコーンタイプの香を完成させました。

 今回2回目の体験という和歌山市の山本万里さんは「自分が選んだ香りなのでとてもリラックスできます。前回と全く違う香り。たくのが楽しみです」と笑顔。東さんは「気持ちがほぐれると、自分の心の声と向き合えることも。掃除をして家の中をきれいにした後、香をたくのがおすすめです。“今”と思ったときにたいてください」とアドバイスしています。

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