岩出市の伝説がオペレッタに 音楽が民話を彩る、男女の悲恋物語

11月6日(日)和歌山県民文化会館で昼と夜の公演

和歌山ゆかりのアーティストが多数出演

岩出市の伝説がオペレッタに 音楽が民話を彩る、男女の悲恋物語

素晴らしい作品にしたいと意気込む出演者とスタッフたち

岩出市誕生10周年の記念イベントの一つとして、「音楽劇・住蛇(じゅうじゃ)が池の花嫁」が、11月6日(日)の昼と夜の2部公演で開催されます(左下参照)。主催は紀州の民話をオペラに「住蛇が池の花嫁~岩出市~」実行委員会。

音楽劇のベースとなっている民話の舞台は、岩出市根来の住持池(じゅうじいけ)。その昔、絶世の美女、小野小町に振られた深草(ふかくさの)少将は、怒りのあまり大蛇に姿を変え、池の主になりました。時を経て、根来山の麓に生まれた桂姫は、小町そっくりの美女に成長しますが、深草少将は無念の思いを成就すべく、彼女を連れ去ります。

同公演の実行委員長である杉山みかんさんは、このオリジナルの民話をアレンジして脚本を執筆、男女が織り成す恋物語に仕上げました。「桂姫が運命を受け入れる心情を細やかに表現しました。オペレッタ(小歌劇)のクライマックスにふさわしい臨場感を味わってもらえれば」

杉山みかんさん

杉山みかんさん


音楽は和歌山大学名誉教授の森川隆之さんが担当。県内各地の風土や人情をイメージした曲集「ふるさと讃歌」を手掛けたことでも知られる森川さんは、「民話を音楽の調べに乗せたこの劇で、新たな視点から見た古里の良さを感じてもらえれば」と話します。

公演は、前半がソプラノ独唱とピアノ独奏、後半が音楽劇の2部構成。ソプラノ独唱では「ふるさと讃歌」から6曲を披露。ピアニストの宮下直子さん、尾上利香さんをはじめ、県を代表する音楽家が多数参加します。

問い合わせ 堤さん
電話 090(8521)8563
073(422)4535

同公演・夜の部のチケットを読者ペア2組にプレゼントします。はがきに〒住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、〒6408557(住所不要)和歌山リビング新聞社「住蛇が池の花嫁」係へ。9月14日(水)締め切り。当選発表はチケットの発送をもって代えます。

住蛇が池の花嫁

日程 11月6日(日)
時間 午後2時、5時半開演
場所 和歌山県民文化会館小ホール
入場料 3000円(全席自由)、6歳未満は入場不可
※チケットは和歌山県民文化会館と和歌山市民会館で取り扱い

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