形成外科診療ナビvol.2
形成外科と顔

顔には、生きていくのに重要な感覚器である目、耳、鼻、口が集まっています。見る、聞く、呼吸する、食べる、会話するなど、生活をする上で、非常に重要な役割を果たします。

また、「顔色をうかがう」という慣用句があるように、顔の皮膚・筋肉が作り出す表情は、心の状態を細かく描出し、他人から見た印象を大きく左右します。しかし、生まれつきの病気や、けが、悪性腫瘍などが原因で、顔の一部が変形・欠損したり、大きな傷を残したり、正常な働きをしなくなったりする場合があります。それに伴い、自信を失ったり、生活しづらくなったり、人の目が気になって外に出ることがおっくうになることもあるかもしれません。

形成外科医は、顔の治療を得意としています。その一例を左上にまとめました。けがをしたんだから…、手術をしたんだから…、もって生まれたものだから…仕方ないと諦められていた方も多いかもしれません。

しかし、われわれはさまざまな技術を駆使して、これらで悩んでいる患者さんが一歩前に進むお手伝いができればと考えています。

お気軽に相談してください。
(和歌山県立医科大学附属病院形成外科 教授・朝村真一)

●生まれつき唇が割れている、鼻が大きく曲がっている、耳が小さい
●昔、顔を骨折した後の、頬のへこみが残っている。目がくぼんでいる。鼻が曲がっている
●かみ合わせが合わず、顎が出ている、またはへこんでいる
●けがした後、または手術した後の傷跡が目立つ
●顔面の神経が麻痺(まひ)し、左右差が残っている
●瞼(まぶた)が下がって見えにくい
●顔に、目立つできものがある

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