道成寺の伝説をオペラで味わう
「清姫―渡し場の段―」
和歌山市民オペラ協会、11月11日(土)和歌山城ホールで

清姫が大蛇に化けるクライマックス

公演を前に、道成寺を参拝した和歌山市民オペラ協会の多田佳世子会長(前列右)とメンバー、道成寺住職・小野俊成さん(同列右から2人目)

公演を前に、道成寺を参拝した和歌山市民オペラ協会の多田佳世子会長(前列右)とメンバー、道成寺住職・小野俊成さん(同列右から2人目)

 1964年の発足以来、和歌山でオペラ文化を広げてきた「和歌山市民オペラ協会」。昨年は新作オペラ「稲むらの火の物語~梧陵と海舟(一昨年11月公演)」が、中小のオペラ団体主催の公演で優れた成果をあげたものに贈られる「佐川吉男音楽賞『音楽賞』」を受賞するなど、高く評価されています。

受賞記念と同協会創立30周年を記念して、来月11月11日(土)午後2時から、和歌山城ホール大ホールで、第26回定期公演「清姫―渡し場の段―」が上演されます。同作品は15年ぶり8回目、講演とオペラの2部構成。

「道成寺」(日高川町鐘巻)に伝わる平安中期の伝説「安珍と清姫」。熊野詣での僧・安珍に恋した清姫が、約束を破られたため大蛇となり、安珍を追う物語は、「道成寺物」として能や歌舞伎、浄瑠璃の演目にもなっています。

演じられるのは、日高川を渡れない悔しさから、清姫が大蛇に変身するクライマックスのシーン。船頭と清姫の押し問答の場面を、同協会・多田佳世子会長が語りとなり、物語を動かします。また今回、大蛇の役として、喜多流能楽師・松井彬さんも出演。多田会長は、「先人の残した芸能をオペラという形で皆さんに鑑賞し、楽しんでもらえればうれしいです。心にしみるような美しい生演奏も味わってくださいね」と話しています。

文楽『日高川入相花王』より。古典芸能をオペラで表現(以前の様子)

文楽『日高川入相花王』より。古典芸能をオペラで表現(以前の様子)

1部では、古典演目の現代劇化を試みる団体「木ノ下歌舞伎」の木ノ下裕一さん(和歌山市出身)が、道成寺伝説の魅力を語ります。
チケットは和歌城ホールや和歌の浦アート・キューブなどで。073(460)2685和歌山市民オペラ協会

「清姫」に読者ペア5組を招待。希望者は、〒住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、はがきかメールで応募を。はがきは〒6408557(住所不要)和歌山リビング新聞社「清姫」係まで、メールは、件名に「清姫」と記し、living@waila.or.jpへ。11月1日(水)必着。当選発表はチケットの発送をもって代えます。

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