【全国社会人サッカー選手権大会関西予選 1回戦レポート】前大会の王者、本戦出場ならず

7月24日(日)、アルテリーヴォ和歌山は橋本運動公園陸上競技場(橋本市)でOKFC(大阪府リーグ1部)と対戦。0-0の延長戦の末、PK負けを喫しました。

この日キャプテンマークを巻いた林慧選手をはじめ、全員が最後まで諦めずに戦いました。

この日キャプテンマークを巻いた林慧選手をはじめ、全員が最後まで諦めずに戦いました。


40分ハーフで行われる『全国社会人サッカー選手権大会(全社)』関西予選1回戦は、前半開始わずか10分でアクシデントに見舞われ、選手交代を強いられる苦しい展開に。ゴールを狙うもシュートは枠を捉えきれず、得点を奪えないまま80分を終えました。
延長戦では、疲労で足がとまってきていた相手チームに猛攻を仕掛けましたが、相手キーパーのファインセーブに阻まれ、得点できず。全社本戦さながらの緊張感ある試合はそのままPKにもつれ込み、4-5のPK負けという口惜しさの残る結果となりました。
本大会出場の切符を逃したことにより、JFL昇格をかけて戦う『全国地域サッカーリーグ決勝大会』出場への道は、関西リーグで優勝するのみになります。

坂元要介監督は、「こちらもゴールを奪えなかったが、対戦相手も同じように決定的な場面で得点できなかったおかげで、PK戦にもつれ込みました。出場したメンバーは、チーム内の紅白戦では良いプレーができていた。最近の試合経験が少ないこともあって緊張感を持ちすぎ、良い部分を出しきれなかったと感じています。この敗戦を絶対に無駄にはしない。次の試合やその先に向け、必ず成長する材料とします」と話しています。

次の試合は、『和歌山県サッカー選手権大会(天皇杯和歌山県予選)』の準決勝。7月31日(日)13:30キックオフ。紀三井寺陸上競技場(和歌山市)で、日高FCと対戦します。

試合後のあいさつで、悔しさと申し訳なさから頭が上がらなかった選手たち。逆境は、進化のチャンス。この辛さを受け止め、乗り越え、さらに強くたくましくなる姿をきっと見せてくれます

試合後のあいさつで、悔しさと申し訳なさから頭が上がらなかった選手たち。逆境は、進化のチャンス。この辛さを受け止め、乗り越え、さらに強くたくましくなる姿をきっと見せてくれます


Text&Photo by 前田カオリ
和歌山県出身、サッカー主体のフリーライター。関西を中心に、育成年代から地域リーグまで幅広く取材中

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