1歳児のいたずらは喜んで!やる気が順調に育っている証拠

 かわいかった赤ちゃんも、1歳を過ぎると行動範囲が広がり、目が離せなくなります。ハイハイやよちよち歩きで動き回り、時にはお母さんがアッと驚くようなことをしでかす子もいます。この時期多いのが“ティッシュを箱から全部出した”“たたんでおいた洗濯物を全部投げた”などのいたずらの数々です。

 ただでさえ育児に奮闘して疲れている毎日。こんな光景を目にしたらお母さんはガックリしてしまいますね。ついつい子どもに「ダメ!」と言ってしまうことも。

 お母さん、何も心配いりません。実は1歳は“実験期”とも呼ばれ、身の回りにあるものが何のために存在し、どんな役割を持っているのかを確かめる時期なのです。無駄ないたずらに見える行為もすべてが実験。ティッシュがどうやったら出るのか、どこまで出てくるのか、最後まで出したらどうなるのか。小さな頭をフル回転させて考えているのです。

 とはいえ、何でもやらせる訳にもいきませんね。止めなければならない危険なときは「ダメ!」ではなく「痛いよ!」など、具体的な言葉で短く話してください。端的な言葉で話すと、子どもも意味を理解できます。

 「これは何? 何に使うの?」という好奇心で実験を繰り返すことが、やる気と集中力を養います。危険なとき以外は、できるだけ止めずに、思う存分実験させてあげましょう。そして「できたね」と認めてあげましょう。お母さんに認めてもらうと、子どものやる気がぐんぐん育つでしょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

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