中古物件で“理想の家”を実現しよう②
リフォームして暮らす注文中古 希望エリアでリーズナブルに

物件探しもリフォームも優先順位を

「中古物件+リノベーション」シリーズ。今回は、中古住宅をリフォームして暮らす〝注文中古住宅〟を提案している「スミカ」(和歌山市三番丁)の代表取締役・吉松三喜さんに話を聞きました。

スミカが手掛けたリノベーション物件の一例

「安価な中古物件を買って、リフォーム(リノベーション)する方が、新築よりリーズナブルに〝理想のわが家〟が実現できる可能性が高いです。それに、新築案件の土地より、中古住宅としての物件量の方が圧倒的に多く、希望するエリアで望みがかないやすいです」と吉松さん。

住宅ローンの代理店も手掛ける吉松さんは、常に「〝借りられる金額〟ではなく〝返せる金額〟で資金計画を」と提唱。例えば、月6万円の家賃の支払いが問題ない場合、月々6万円の返済をイメージして住宅ローンを組むと、借入額は2100万円ほど(35年ローンの場合)。これが〝返せる金額(総予算)〟であり、住宅購入時に必要な諸費用を加味すると、物件購入に充てられる金額は1900万円程度。「市内中心部で『土地+注文住宅』はまず困難です」と。ですが、1000万円で中古物件を購入して、900万円でリフォームと考えると現実的ですよね。

とはいえ1000万円の中古住宅って古そうだし、住めるの? と疑問に思う人も少なくないはず。「見栄えや間取りはリフォームでなんとでもなります。それよりも、エリアや広さなど〝ぶれない軸〟を持って探すことが大事。百点満点の中古住宅はまずありえません。また、物件は見れば見るほど迷いが生じます。期間を絞って70点、80点の家を見つけましょう」とアドバイス。

一方、リフォームへのお金のかけ方については、「水回りや間取り・床・壁紙など家の中に目がとらわれがちですが、外壁塗装や屋根のふき替え、1981年以前に建てられた旧耐震基準の家なら、耐震補強も必要です。予算内でどこまでどうするのか、できるのか、購入前にしっかりと打ち合わせを!」と吉松さんは話していました。

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