兄弟げんかは成長のチャンス!
“問題解決力”を育む
「次からどうしようか」

歳の近い兄弟姉妹を育てていると、けんかは日常茶飯事。「やめなさい」「うるさい!」と、怒鳴って疲れてしまうお母さんも多いでしょう。けんか両成敗と言うように、どちらかが一方的に悪いということは少ないもの。それどころか、どちらも全く悪気がないアクシデントが原因だったりもします。

 例えば、片方が夢中で床いっぱいに並べた積み木に片方がつまずく…。こうなると、お母さんもどちらがどうと言い切れません。広げた方が悪いのか、不注意な歩き方が悪いのか…。こんなとき、「いい加減にしなさい!」と押さえつけるより、再発防止策を提案します。

 まずは「痛かったね」「積み木が崩れて嫌だったね」と、お互いの気持ちを受け入れる言葉をかけましょう。その上で、また同じことでけんかにならないよう、解決策を提案します。「次からどうしようか」と、一緒に考えてみましょう。積み木はテーブルの上で並べる、ベビーサークルに入って遊ぶ、ものをまたがずに迂(う)回する…。いろいろな提案ができますね。
 ささいなトラブルも押さえつけず、自分たちで解決できるようにしてあげるのがポイント。さまざまなことが起こる人生において、“問題解決力”は生きていくための大切なスキル。将来子どもたちが社会に出たとき、自分で考えて解決できるようになるためにも、兄弟げんかは問題解決力を磨く絶好のチャンスなのです。どうすればお互いに納得ができるかを考えさせる良い機会ととらえ、気楽に取り組んでみましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPキッズコーチングマネジャー
https://momsknack.com/

子育て・教育

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