20代~40代と若い世代でかかる“がん”
子宮頸がんの腹腔鏡手術を開始
体への負担が少なく、社会復帰も早いのが特長

子宮頚がんは初期段階の治療法として「広汎(こうはん)子宮全摘術」が用いられ、近年は腹腔鏡での手術が取り入れられています。今年9月から、この術式を県内で初めて導入した、日本赤十字社和歌山医療センター産婦人科部・山西優紀夫副部長に話を聞きました。

検診やワクチン接種で早期発見・予防も

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こり、20代~40代の比較的若い世代に多く発症するといわれています。

日本赤十字社和歌山医療センター産婦人科部の山西優紀夫副部長(写真)は、「初期段階での治療は、手術治療が大きな柱です。手術では、がんのある子宮頸部(子宮の出口付近)の周囲を大きく摘出する『広汎子宮全滴術』が必要になることがあります。この手術を腹腔鏡で行える施設は全国的には増えつつあるものの、まだまだ少ない状況です。当院では今年の9月から導入しました」と話します。

手術の適応は、腫瘍が2cm以内の早期子宮頸がんで、画像診断や患者の全身状態を見ながら手術の可否が検討されます。山西副部長は「手術は骨盤底部分での緻密な技術が求められ、腹腔鏡下手術が得意とするところ。リンパ節を取り除くので時折、両足のむくみが見られることもありますが、開腹と比べて傷が小さく、傷跡はほとんど残りません。術後の痛みは少なく回復も早いため、入院期間は約1週間、その後、社会復帰まで2~3週間程度です。医師と話し合い、メリットやデメリットを理解した上で治療法を選んでください」と説明します。

その上で、山西副部長は、子宮頚がんの定期検診とワクチン接種の重要性を強調。「がんの中でも原因が明らかながんです。ワクチンの予防効果も高く、早期発見なら負担の少ない手術で取り除けます」と伝えます。

今一度、検診やワクチン接種について考えてみてくださいね。

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