モササウルス実物化石公開

和歌山県立自然博物館で企画展

モササウルス実物化石公開

4年間のクリーニング作業の成果
全体の様子が分かる150点の化石

右前足(ひれ)の骨の化石(実物)と小原学芸員

右前足(ひれ)の骨の化石(実物)と小原学芸員


有田郡有田川町の鳥屋城山(とやじょうさん)で発見された「モササウルス」の化石。岩石の中から化石を採り出すクリーニング作業が進む中、実物化石や作業の様子を紹介する企画展「進撃のモササウルス」が、2月1日(日)~28日(土)に和歌山県立自然博物館(海南市船尾)で開かれます。

モササウルスは約7500万年前の白亜紀後期の海に生息していた大型は虫類。鳥屋城山で化石が発見されたのは平成18年で、後ろ足などの化石が見つかりました。22年12月~23年3月に同博物館が本格的に発掘調査し、前足、下あご、せきつい、ろっ骨、歯など多くの化石を発見。その後、クリーニング作業が進められています。

金屋中学校での作業風景

金屋中学校での作業風景

小原正顕学芸員は、「国内でこれほど多くの部位がまとまって発見された例はなく、特に前後の足の化石がそろうのはアジア初で、世界的にも貴重。全身骨格を復元するには十分な数が出ています」と解説します。

2月1日(日)~28日(土)開催
化石クリーニング室の再現も

背骨とあばら骨

背骨とあばら骨

企画展では、4年間のクリーニング作業で採取した約150点の化石を展示。また、実際に作業している様子を体感してもらおうと、金屋中学校に設けられているクリーニング室を再現。化石の周りについている石を分離する「エアーチゼル」と呼ばれる道具などを使って、石の中に埋もれた化石がどのような作業を経て標本になっていくかを紹介します。

「クリーニングは7割ほど終わっています。今後さらに研究を進めていくことで、現在発見されている60~70種のモササウルス類のどれに当てはまるのか、あるいは日本独特の進化をしているものなのかなど、東アジアに生息していたモササウルスの生態系が分かってきます」と小原さん。「将来、図鑑などで紹介される程の貴重な標本で、それが和歌山で発掘されたのはすごいことです。その化石を身近に見られるよい機会になると思います」と話しています。

開館時間は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。来館者にはモササウルスなどのイラストが飛び出すオリジナルのペーパークラフトがプレゼントされます(無くなり次第終了)。

月曜休館。入館料大人470円、高校生以下と65歳以上は無料。

問い合わせ和歌山県立自然博物館
電話073(483)1777

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