「す・またん!」終了
早朝番組あるあるとは?
この秋、15年という長い歴史に幕を下ろすYTVの「す・またん!」。番組立ち上げ当初に参加していた身としては、やるせない気持ちだが仕方ない。そもそも早朝の生放送というのは独特の空気がある。局に入るのが深夜1時前後だから、基本的にスタッフ、出演者の生活リズムは真逆。なので、スタッフ間の話題では、「よく寝るためには?」「体調を整えるには」など健康に関することが多い。また、天候や交通情報によって、番組内容が大幅に変更されることが頻繁にある。その舞台裏は、さながら火事場。それでもなんとか間に合わせ、生放送に臨んでいる。自ずと対応力が鍛えられていくのだ。さらに、打ち上げは必ずお昼過ぎ。昼から飲めるお店を数カ所知っているのも早朝番組のスタッフならでは。ハッピーアワーなどのおかげで、意外と安くすむため、打ち上げの回数も多い。
ちなみに、番組規模にもよるが、「す・またん!」でいうとスタッフの数は80人前後。この番組が終わるとなると、彼らが路頭に迷うことに…。いや、そんな時こそ、鍛えられた対応力が役に立つのかも…。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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