毎日生き生き健康通信vol.73
冷え症は体質だと思って諦めないで
自分に合う漢方を見つけませんか?

指先が冷えて痛い、手の色が白いは注意

 一年で最も寒さが厳しいといわれる1月下旬。手足が冷えてつらいと感じることが多い時期です。冷え症は女性に多く、体質と思われがちですが、原因に応じた対策や治療で改善が期待できることもあります。

冷えの主な原因は、末梢(まっしょう)血管の血流低下。寒さによって血管が収縮すると、手足の先まで血液が行き届きにくくなり、冷えを感じやすくなります。さらに、寒暖差などで自律神経の働きが乱れると体温調節がうまくできなくなり、冷えが強まるだけでなく、疲れやすい、頭痛、肩こり、不眠などの体調不良につながることがあります。

冷え症には、体質に合わせて漢方薬を処方します。例えば、痩せ気味で体力があまりない女性には「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」。代表的な冷えの治療薬で、足腰の冷えが強い場合におすすめ。体力はあるものの下半身が冷えやすい人は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」。更年期などでイライラしやすい痩せ型の女性は「加味逍遙散(かみしょうようさん)」。高齢者や男性で、胃腸が元々弱い人には「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」が用いられます。これらの漢方薬は医療機関で処方される他、ドラッグストアなどで市販薬としても購入できます。

漢方薬は、飲み始めてすぐに効果を実感できない場合があります。2週間から1カ月ほど続け、効果を感じられなければ他の漢方薬に切り替え。自分に合うものが見つかれば、継続して服用しましょう。

冷えは体質だけが原因とは限りません。貧血や血圧の異常、甲状腺機能低下症、末梢循環不全などの病気が隠れていることもあります。触れると痛いほど冷たい、歩くと痛みを伴う場合は注意が必要。また、喫煙は血管を収縮させて末梢の血流を悪化させるので、冷えの原因にもなります。

日常生活の見直しも重要です。湯船につかる、温かい飲み物を選ぶ、軽い運動や規則正しい生活を心掛ける、首や手足を冷やさないなど、日々の習慣を意識しましょう。指先が冷えて痛い、手の色がいつもより白いなど、気になる症状がある人は、かかりつけ医に相談してください。

(辻本直貴)

店舗名和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科
電話番号073-476-5676
Webサイトhttps://wakayama-naika.com/
住所〒640-8341 和歌山市黒田95-5
診療時間(月・火・木・金)9:00-13:00 15:00-18:00
※水曜日・土曜日9:00-13:00

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