放送局の要
オートノミーって?
業界歴も長いのに、恥ずかしながら、ここ1年で知った言葉「オートノミー」。自動的にお酒を飲むのではない。ヤバそうな表現や炎上しそうな案件などがあると仮定する。それを「危ないからやめよう」ではなく、「どうすれば伝えられるか」を考える役割が「オートノミー」だ。コンテンツ戦略局と名前を変えていたりもする。ちなみにコンプラは炎上や違反を指摘して止めるので、微妙に違う。コンプラ部署がブレーキなら、オートノミー部署はハンドルといったところだ。
その「オートノミー」が機能せず、炎上したケースもある。1カ月前には、「探偵ナイトスクープ」のヤングケアラー問題で、家族への誹謗(ひぼう)中傷が殺到。局が声明と社長会見に追い込まれた。МBSもオートノミーセンター設置後に選挙特集で不適切表現を出し、社長が謝罪。制度があっても万能ではない。結局、どれだけ立派なハンドルを握っても、運転席の人間に安全運転の意識がなければ、ただの飾りだ。今の業界に必要なのは、ブレーキを恐れない勇気と、アクセルを踏み間違えない正気なのかもしれない。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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