NHK「いだてん」が失速
意外な伏兵は?
この前、話題のローストビーフ丼を食べたが、正直、感想は「ん~」。味に飽きるのだ。店選びを間違えたかもしれないが、期待してただけにがっくり。今期の大河ドラマ「いだてん」も同じだ。大河らしくない近代劇だし、好きな脚本家だし、脇役陣も豪華だし、楽しみにしていた。が、フタを開けてみると、豪華俳優陣の出番も少しだけ。脚本も時代を前後し、ターゲットのシニア層には分かりにくい。視聴率も毎週10%前後だ。何が原因なのか?と調べると、意外な伏兵が。裏番組「ポツンと一軒家」(ABC系)だ。田舎にポツンと一軒家を建てた人を取り上げる番組で、出てくる人はシニア層が多い。そう、大河のターゲットと同世代。その出演者に、憧れや共感を抱きやすいのか、視聴者が流れているのだ。「イッテQ」(YTV系)と15%前後の視聴率を取りあっている。このままだと、大河の年間視聴率が3位という結果に。となると、今後は脚本をいじったり、目玉俳優のブッキングというカンフル剤を投入するだろう。間違っても、「いだてん」の「目がテン」になるような、ドーピングはNGだ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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