車いすでも、あきらめないで 着物が着られると伝えたい

宇治田いさ子さん

福祉車いす着付け師として、今年3月から活動を始めた宇治田いさ子さん。「以前花見に出掛けたとき、着物姿の女性たちの中に、一人だけ和装ではない車いすの人がいたのが気になりました。なんとか着せてあげたいと思ったことが、この活動を始めたきっかけです」。どうすればいいか思いを巡らせているとき、車いす着付けの講座が行われることを知り、今年2月に受講し、資格を取得。3月には早速、障害者グループの記念式典で着物のファッションショーを実施しました。

7月4日には、障害のある児童の放課後デイサービスなどを行う「ハッピーステーション」の、浴衣を着て流しそうめんなどを楽しむイベントの中で、宇治田さんは着付けを担当。着せるときは、なるべく時間をかけず、着る人の負担にならないことを心掛けているとか。

宇治田さんは、「女性は特に、華やかな浴衣や着物に憧れがあるもの。車いすに乗っていても、好きな柄の着物を、あきらめずに着られるということを伝えたい。そしてその先の人生、何かに挑戦するときに勇気が持てるきっかけになれば」と話します。

7月21日(土)午後5時から和歌山城の「障害者・市民の夏まつり」、8月12日(日)午後4時~9時、和歌山市ぶらくり丁商店街内「ポポロハスマーケット」でも、ファッションショーが開かれる予定。

7月4日のイベントの様子

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年11月22日号「昨年よりさらに進化!冬の街を彩る130万の光 KEYAKI Light Parade」
     今年も、けやき大通りがキラキラとした光と笑顔に包まれる季節がやってきます。今年で3年目となる冬の…
  2. リビング和歌山2025年11月15日号「和歌山県の手仕事を訪ねて丈夫で温かみのある風合い手すき和紙の伝統をつなぐ」
     書や工芸、日用品など、暮らしの中で、広く親しまれてきた「和紙」。植物・コウゾと、その繊維を均一に…
  3. リビング和歌山2025年11月8日号「「もしもノート」を活用して 始めてみよう“人生会議”」
     11月30日は、「人生会議の日」。厚生労働省により定められたものですが、“人生会議”って何? 今…
  4. リビング和歌山2025年11月1日号「深まる秋 お出かけも夜長も カフェでわたし時間」
     ぐっと気温が下がり、秋が一気に深まりました。山々が色づき始め、そろそろ届く紅葉の便りにお出かけ気…
  5. リビング和歌山2025年10月25日号「話題を呼ぶNew Spot 県内初! 「ハンズ」オープン」
     10月15日、近鉄百貨店和歌山店に和歌山県初の「ハンズ」がオープン。さっそく話題を集めています。…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/11/20

    2025年11月22日号
  2. 2025/11/13

    2025年11月15日号
  3. 2025/11/6

    2025年11月8日号
  4. 2025/10/30

    2025年11月1日号
  5. 2025/10/23

    2025年10月25日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る