貴志川線20周年
新たな挑戦、まちづくりへ出発進行!

 和歌山電鐵貴志川線が4月、運行開始から20年を迎えました。これまでの歩みを振り返るとともに、今後について紹介します。新緑の季節、電車に乗って沿線巡りを楽しんで!

官民一体で守られたローカル線
たま駅長が存続と再生を後押し

貴志川線は、社寺への参拝者を運ぶ電車として、1916年に山東軽便鉄道の大橋(和歌山駅の南西付近)―山東間8・2キロが開通。その後、現在の和歌山駅、貴志駅の14・3キロに延長され、61年から南海電鉄の路線網に加わりました。

時代とともに自動車が普及するにつれ、電車の利用客が減少へ。2004年、南海電鉄は赤字が続く貴志川線からの撤退を表明。危機感を強めた地域住民らは、存続を図ろうと「貴志川線の未来を〝つくる〟会」を発足し、声を上げました。

こうした動きを受け、沿線の自治体は存続へ方向性を固め、06年4月、両備グループの岡山電気軌道(本社=岡山市)が設立した和歌山電鐵が運行を引き継ぎました。07年、貴志駅長に就任した「たま駅長」が国内外で話題となり、観光客や鉄道ファンが訪れるきっかけに。水戸岡鋭治さんデザインの人気車両、電鐵社員とつくる会の継続的な活動が相まり、同線の存続と再生を後押ししました。

今後は沿線のまちづくりへ
「ニャンダーランド」構想

官民一体となったさまざまな取り組みが、経済効果「ネコノミクス」を生み出した一方、コロナ禍からの乗客減少や、物価高騰による経費の上昇などで厳しい状況は続いています。そんな中、昨年11月、和歌山電鐵と沿線自治体は28年4月を目途に、「完全上下分離方式」へ移行することで合意。和歌山電鐵が列車運行、沿線自治体が路線や施設の維持管理を行うことになり、黒字化を目指します。

今月行われた和歌山電鐵運行20周年記念式典で、小嶋光信社長(左写真)は沿線の活性化に向けた「ニャンダーランドin和歌山」構想を発表。「これからの10年間は、〝行ってよし、住んでよし、働いてよし〟のまちづくりを行い、公共交通が地域の発展にどう関わっていけるか実証していきます」と話しました。

式典で笑顔を見せる小嶋社長

また、構想に携わる水戸岡さん(写真)は、貴志駅をメインステーションとして、各駅のホームや車両、路線を活用し、カフェや宿泊施設、公園などをつくる「レールイン」プロジェクトの概要を説明。今後、ニャンダーランドの住民(サポーター)用のパスポートや自宅前に掲げるエンブレムの作成、新たな車両も登場させたいと伝えました。

小嶋社長は「世界一ユニークな鉄道に。これからも変わらぬご支援と、〝乗って残す〟お力添えを願います」と呼びかけています。

新事業について説明する水戸岡さん

次項でスタンプラリーを企画しました。参加してくださいね!

ネコ社員が活躍中

貴志駅長
よんたま(10歳)
生まれ持っての愛きょうの良さが自慢なの。社員10年目を迎え、貫禄も出てきたかしら

伊太祈曽駅長兼
貴志駅長代行
ごたま(5歳)
私のかぎ尻尾は縁起が良いといわれているの。見かけたあなたはラッキーよ

駅長候補生
ろくたま(1歳)
チャームポイントはパステル系の毛色。一人遊びと三度の食事・おやつが大好きにゃん

スタンプラリー開催
貴志川線と沿線、まるごと楽しもう!

貴志川線に乗って沿線を巡る「スタンプラリー」を実施。車窓からの景色や沿線のグルメ、歴史など、途中下車しながらのんびり電車の旅を。

運行時刻、写真コンテストなど詳細は、和歌山電鐵のホームページで→(HPはこちら)

吉礼駅

自分で焼くスタイルで「豚玉」(750円)を満喫

お好み焼 フレンド

焼きたてを“ほふほふ” 

 吉礼駅前でお好み焼きを始めて43年。昭和の雰囲気が漂う店内でいただく「豚玉」は、口当たりはふんわりで、かむほどに生地のおいしさが広がります。「粉に一番こだわっているから」と話す店主。定食や洋食もあり、麺類のだしは店主の義母から受け継いだ評判の味。コーヒーはサイフォンで入れるこだわりです。

問い合わせ 073(478)1299
住所 和歌山市吉礼61-5
営業時間 午前10時~午後8時
定休日 水曜

大池遊園駅

「ゼファーピッツァ」(1980円)など

ST.ZEPHYR

自然に囲まれたロケーション

  大池遊園内にあり、池畔の景色を眺めながら食事やスイーツが楽しめます。池の向こうを、貴志川線の電車がガタンゴトンと走る風景も魅力。広々とした店内席と開放的なテラス席は、日常を少し離れてくつろげる空間です。名物は、大きな薪窯で焼き上げる「ピッツァ」。朝から晩まで、さまざまなシーンで利用できます。

問い合わせ 073(494)5050
住所 和歌山市永山1076-7
営業時間 午前10時~午後8時(夜は5時半から)
※土・日曜、祝日は午前9:00から
定休日 無休
Instagram @st.zephyr

伊太祈曽駅

大きな窓から木々を一望しながら買い物が楽しめます

道の駅 四季の郷公園 水の市場

特産物など1300品並ぶ

  地元産を中心に、野菜や果物をはじめ、メーカーと共同開発したオリジナルの加工品や雑貨など、約1300アイテムがずらり。お土産はもちろん、自分用としてもおすすめです。広大な園内で、四季折々の自然を感じながら一日中遊べるのが魅力。伊太祈曽駅からはトゥクトゥクの送迎あり(基本土・日曜、祝日。無料。要予約)。

問い合わせ 073(499)4370 産直棟
住所 和歌山市明王寺479-1道の駅「四季の郷公園」フード・ハンター・パーク内
営業時間 午前10時~午後5時 ※土・日曜、祝日午前9時~午後5時
定休日 無休
HP https://fh-park.jp/

西山口駅

「小鉢ランチ」(1980円)は、ごはんと汁物が付きます

Cafe 風ノ森

大正ロマン漂うカフェ

  古民家を改装した店内は、梁(はり)を生かした和の空間にモダンなインテリアが調和し、大正ロマン漂う優雅な雰囲気が広がっています。人気の「小鉢ランチ」は、メイン料理に小鉢(4品)、サラダ、ごはん、汁物が付いてボリューム満点。その他、「ココットランチ」も楽しめます。スイーツとドリンクのセットも一緒にどうぞ。

問い合わせ 0736(60)6570 
住所 紀の川市貴志川町長山275
営業時間 午前11時~午後5時(ランチOS午後2時半)
定休日 木・金曜
Instagram @cafe.kazenomori

甘露寺前駅

「スパイスカレー」(ドリンク付き1600円)

cafe kupono

古民家で味わうスパイスカレー

  甘露寺前駅から徒歩約6分。“人と人をつなぐ”をコンセプトに、地域の交流の場として開いた古民家カフェ。旬の野菜をたっぷり使ったグルテンフリーのスパイスカレーを、日替わりで2種類用意。あいがけで提供しています。国産レモンで作る「レモネード」(500円)は売り上げの一部を「日本小児がん研究グループ」に寄付。

問い合わせ 070(8975)4613
住所 紀の川市貴志川町長原560-21
営業時間 午前11時半~午後4時(OS午後3時半)
定休日 水~金曜(祝日は営業)
Instagram @cafekupono

貴志駅

「ホットキャット」(450円)にドリンクを合わせて

たまカフェ

ネコづくしの駅舎を満喫

  貴志駅舎内にある待合室を兼ねたカフェ。“ネコ”をイメージしたドリンクやアイスクリームの他、ホットドッグならぬ、魚肉ソーセージを挟んだ「ホットキャット」が味わえます。ネコの顔をモチーフにした、ひわだぶきの屋根も見どころの一つ。隣の「たまショップ」では、駅長たまグッズもそろっています。駅舎全てを堪能して。

問い合わせ 073(478)0110 (和歌山電鐵)
住所  紀の川市貴志川町神戸803
営業時間 午前10時~午後4時
定休日  無休 ※不定期でメンテナンス休業あり 
HP https://wakayama-dentetsu.co.jp/tama-cafe/

 

人気の「銅板で焼くホットケーキ」(単品800円)

珈琲館 熊野路

コーヒーの香りを深呼吸

  コーヒーカップを傾け、のんびり優雅な時間を過ごしたい…。創業して間もなく50年。以来変わることなく、店内には焙煎(ばいせん)仕立てのコーヒーの香りが広がっています。浅いりから極深いりまで幅広くラインアップ、自分の好みを見つけてみて。ホットケーキやチーズケーキ、トーストセット、ナポリタンなど喫茶メニューもぜひ。

問い合わせ 0736(64)5454 (藤の期間内)
住所 紀の川市貴志川町神戸177-3
営業時間 午前8時~午後6時(土・日曜は7時まで) 
定休日 月曜

貴志川線スタンプラリー

 和歌山リビング新聞社主催の、「貴志川線スタンプラリー」。1日乗車券を購入し、2面で紹介している沿線の店舗を巡り、3つスタンプを集めると、抽選で駅長たまグッズ5000円分1人、3000円分2人、その他記念品17人(計20人)にプレゼントします。応募期間は5月31日(日)まで。

ルール

①貴志川線の1日乗車券を購入し、電車に乗車
②2面掲載の店舗を利用。精算時に店舗のスタッフに1日乗車券と裏面の乗車日(当日消印だけ有効)を見せると、1スタンプもらえます
③和歌山駅9番ホームまたは伊太祈曽駅の窓口でも乗車確認印がもらえます。ただし、駅スタンプは1スタンプだけ有効。和歌山駅または伊太祈曽駅のどちらかで押してもらってください
④スタンプが3つ集まったら、台紙に署名し、切り取ってはがきで応募。メールで画像の添付もOK
 ※台紙1枚につき1人利用。重複応募無効。各店1回の利用で1スタンプ、駅はどちらかで1スタンプ(2スタンプは無効)。台紙部分のコピーは可、店舗や2駅にも台紙あり

台紙にスタンプをもらってね!

応募方法 はがきに台紙を貼り、
①氏名(ふりがな)
②〒住所
③電話番号
④電車や沿線を巡った感想など
上記を明記し、640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「スタンプラリー係」へ。
メールの場合は、件名に「スタンプラリー」と記し、present@living-web.net
開催期間 4月18日(土)〜5月31日(日)
締め切り 5月31日(日) ※当日消印有効
当選発表 当選は賞品の発送をもって代えます(6月中旬〜下旬予定)
問い合わせ 073(428)0281
和歌山リビング新聞社
(土・日曜、祝日除く午前9時半~午後6時半)

第1回鉄道写真コンテスト開催

 開業20周年を記念し、貴志川線の未来を〝つくる〟会が「鉄道写真コンテスト」を開催。6月5日(金)まで、作品を募集しています。テーマは「貴志川線の春」。応募方法など、詳細は同電鐵のホームページで確認。(HPはこちら)

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交通安全キャンペーン2026 入賞作品発表

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