よーい どんけつ いっとうしょう

20151003top03

がんばれお兄ちゃん!
心の優しさ一等賞!

中学・高校生の夜の徘徊(はいかい)行動が問題になっています。寂しさから家を出て、繁華街やコンビニエンスストアで友達を探すのだとニュースが伝えていました。

お寺が経営する「夜間保育所」の取材をしました。夜の8時に本堂でかくれんぼうをしたり、境内探検をして遊ぶ子どもたち。眠くないのかと心配でしたが、楽しそうでした。お迎えのお母さんたちも、帰る準備をする間、友達同士のおしゃべりが弾んでいました。

「子どもとの関わりで大切なのは長さではなく、深さです。どんなに長い間一緒にいても、私たち保育士は『お父さんとお母さんがいちばん好き』でいさせてあげなければなりません。リボンをつけてあげるなど、子どもが喜ぶことは親に残しておきます」とその時聞いた所長のお話を今も覚えています。この保育所の運動会、徒競走のゴールはお父さんとお母さんの腕の中。

『よーい どんけつ いっとうしょう』(出版=岩崎書店、作・絵/梅田俊作・佳子)に登場するぼくは、もう少しで自分の番だというのにトイレに行きたくなり、途中、膝から血を出して泣いている小さい子に自分のハチマキを巻いてあげます。

ようやく戻ったものの、「君の列は今ゴールしたところだ」と先生に言われ、気が付くとゴールを目指して走り出していました。一生懸命やればやるほど変になってしまう心優しいぼく。その時、先ほど助けた小さい子が言うのです。「お兄ちゃんが一等賞だ!」。

運動会なんて嫌いと泣くぼくを探しに来てくれた担任の先生には、ちゃんと理由がわかっていました。夜間保育所の所長のように、子どものよき理解者でした。

名前なりきよ ようこ
プロフィル絵本編集者として勤務後、渡欧。帰国後フリーに。
保育所や小学校で読み聞かせを25年以上続けている。絵本creation(編集プロダクション)代表

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年5月23日号「梅の里みなべ町で始まる、新たな挑戦 マカダミアナッツ革命」
     5月中旬から6月末ぐらいにかけて、みなべ町の梅農家にとっては梅を収穫する繁忙期を迎えます。そんな…
  2. リビング和歌山2026年5月16日号「世界へ羽ばたく!和歌山のひとさじ Japanese pepperぶどう山椒」
     世界で注目を集める和歌山県産の調味料を紹介する新シリーズ「世界へ羽ばたく! 和歌山のひとさじ」。…
  3. 天然石や刺繍糸、本物のお花を使用した各種アクセサリー、洋服、バッグ、雑貨の作品販売など、人気作…
  4.  おやつの定番として親しまれてきたクレープが、大きく進化しています。フルーツやクリームで華やかさや…
  5. リビング和歌山2026年4月25日号「 4/29(祝)正午 新たな遊び&防災の拠点が誕生 「海南ハレアメ」開園」
     子ども連れに親しまれてきた海南市の「わんぱく公園」が、市民防災公園「海南ハレアメ」として生まれ変…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/5/21

    2026年5月23日号
  2. 2026/5/14

    2026年5月16日号
  3. 2026/5/7

    2026年5月9日号
  4. 2026/4/23

    2026年4月25日号
  5. 2026/4/16

    2026年4月18日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る