休館前の冬期特別展が開催中
「紀伊風土記の丘のあゆみ」
54年間の歴史・調査を振り返る、3月1日(日)まで

調査・建築・活動の変化を3章で紹介

動物が装飾された土器などの貴重な資料がずらり

 1971年に開園した 和歌山県立紀伊風土記の丘(和山市岩橋)。国の特別史跡「岩橋千塚古墳群」を核としたフィールド型ミュージアムとして親しまれてきましたが、改修工事のため、3月31日(火)で一時休館に。2028年度下期、新たな展示エリアを増設し、「和歌山県立考古民俗博物館(仮称)」としてリニューアルオープンします。

現資料館の建築模型(左)、発掘品がモチーフの電灯(右)

休館を前に、冬期特別展「紀伊風土記の丘のあゆみ」が、3月1日(日)まで開催中。岩橋千塚古墳群の調査・研究や同館の誕生にまつわるエピソード、新館オープンに向けた取り組みを全3章構成でたどっています。

会場では、現資料館の建設以前、岩橋千塚古墳群の本格的な学術調査が始まった明治期から、戦後の開発で古墳群が消滅の危機にあった昭和30年代までの調査と歴史を紹介。初出展の土器や資料も見どころの一つです。また、紀伊風土記の丘誕生時の構想図や建築模型が並び、当時の人たちの思いに触れる他、「見る」から「体験」「参画」へと変化してきた同館の活動も取り上げています。

同館学芸員の瀬谷今日子さんは「54年間の歴史を凝縮するとともに、今後の当館の姿も感じてもらえる展示内容になっています」と伝えます。

常設展は31日まで開かれており、入館が可能。瀬谷さんは「現資料館の竪穴住居を意識した吹き抜けの高い天井や発掘品をモチーフにした照明など、デザインの視点からも楽しんでもらえれば」と話しています。

入館料一般200円、大学生100円(高校生以下、65歳以上など無料)。開館は午前9時~午後4時半(入館4時)。月曜休館(祝日の場合は開館、翌火曜休館)。電話での問い合わせは下記。

シンポジウム
「過去・未来・そして地域につながる博物館になるには」

【日時】2月22日(日)午後1時半~4時半
【場所】紀伊風土記の丘資料館
【講演者・パネリスト】
中村貞史さん(元紀伊風土記の丘館長)
加藤幸治さん(武蔵野美術大学教授)
大河内智之さん(奈良大学教授)
パネルディスカッション・モデレーターは
増渕徹さん(紀伊風土記の丘館長)
【定員】50人(要申し込み・先着順)
※資料代と入館料が必要

申し込み・問い合わせ

電話番号073(471)6123同館
※同館ホームページ内の申し込みフォーム(下記)、資料館受け付けでも可
ホームページhttps://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/

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