口から始まる健康づくりvol.11
歯磨き・口腔ケアでインフルエンザ対策

口の中の細菌を減らすことが大切
プラーク除去など、日頃からケアを

今年も猛威をふるっているインフルエンザ。その対策として「手洗い」「うがいの徹底」や「マスクの着用」などはよくいわれることですが、意外にも「歯磨き・口腔ケア」の予防効果は、あまり周知されていません。

では、なぜ歯磨きがインフルエンザ予防に効果的なのでしょう?

インフルエンザウイルスは、鼻から喉にかけての粘膜にくっ付き、細胞内に侵入します。粘膜はたんぱく質で覆われていて、インフルエンザなどのウイルスが付くのを防いでいます。しかし、口の中でたんぱく質を破壊する酵素「プロテアーゼ」がつくられると、ウイルスの過ごしやすい環境ができてしまいます。

プロテアーゼは口中の細菌からつくられます。口を不潔にしておくと、細菌が増殖し、プロテアーゼの量も増え、インフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。口のケアをしっかり行い、細菌を減らすと、唾液中のプロテアーゼ量が減り、インフルエンザの発症も抑えられる、というわけです。

さらに、インフルエンザウイルスは口腔内雑菌が出す「ノイラミニダーゼ」(NA)という酵素を介しても増殖します。病院でインフルエンザと診断され、処方される「タミフル」や「リレンザ」などは、NAの働きを妨げることでウイルスの感染拡大を防ぐ抗インフルエンザ薬です。

ある介護福祉施設で行われた研究で、歯科衛生士が週1回、歯磨きや舌磨きの指導、プラーク(歯こう)の除去を行ったところ、実施しなかった施設と比べて、インフルエンザの発症率が10分の1に激減した、という報告があります。 10分の1とは驚きですよね。

口の清掃はもちろん、歯科医院で行うケアが最も効果がありますが、日頃の自宅でのケアが一番重要です。

歯ブラシの交換の目安は約1カ月です。歯ブラシは、何千何万もの微生物や細菌のたまり場になっているのです。お口の中には約300種類の細菌が生息していると言われています。その細菌をこすりとっているのが歯ブラシですから、細菌のたまり場になっしまうのも当然です。

しっかりと歯磨きをして、インフルエンザを予防しましょう!

(川崎豪彦)

店舗名かわさきデンタルクリニック
電話番号073-488-5489
Webサイトhttps://www.kawasakidentalclinic.com/
住所〒640-8451 和歌山市中573-19-403
ふじと台ステーションビル エスタシオン EAST 4階
営業時間(診療時間)9:30~13:00、14:30~19:00
火曜日は9:30~15:00
金曜日・土曜日は18:00まで
定休日(休診日)
日曜・祝日

みんなの健康

関連キーワード

 

私立中学校・高等学校進学フェアin和歌山2026

私立中学校・高等学校進学フェアin和歌山2026

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年2月7日号「カレーうどんであったまろ!」
     暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きそう。程よいスパイス、熱さを保持するつゆのとろみ、消化過…
  2. 企業主導型保育事業2026
    企業が設置する保育施設ですが、地域のニーズに合わせて、地域枠として受け入れてくれます。 ご自宅…
  3. リビング和歌山2026年1月31日号「水辺の景観を生かしたまちづくり 食でつながる新拠点「帝国座テラス」」
    和歌山市の東ぶらくり丁、かつての映画館「帝国座」の跡地に、今冬、複合商業施設「帝国座テラス」(同市…
  4. リビング和歌山2026年1月24日号「南葵音楽文庫100年 紀州徳川の世界的な音楽遺産」
     「南葵音楽文庫」の前身である「南葵音楽図書館」が、開館して100年を迎えました。その魅力を広めよ…
  5. リビング和歌山2026年1月17日号「2024年度県不登校児童生徒数過去最多 わが子が不登校になったら」
     2024年度の全国の小中学校の不登校児童生徒数は35万3970人。少子化が続く中、不登校の数は1…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/2/5

    2026年2月7日号
  2. 2026/1/29

    2026年1月31日号
  3. 2026/1/22

    2026年1月24日号
  4. 2026/1/15

    2026年1月17日号
  5. 2026/1/8

    2026年1月10日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る