口から始まる健康づくりvol.99
繰り返す口内炎
原因は歯並びかも?

歯並びや口腔環境を整えて
トラブルを予防しませんか

 「気づいたら同じ場所に口内炎ができている」「治ってもまた繰り返す」といった経験はありませんか。口内炎というと、疲れや栄養不足などを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、歯並びや噛(か)み合わせなど、口腔(こうくう)環境が関係しているケースもあります。

口内炎とは、頬の内側や舌、唇などの粘膜に炎症が起きた状態です。原因はさまざまですが、歯科の視点で特に注意したいのが、歯や噛み合わせによる「慢性的な刺激」。歯並びの乱れによって上下の歯がうまく噛み合っていない場合、食事や会話のときに頬や唇の内側を噛みやすくなることがあります。一度傷ができた場所に再び刺激が加わることで、口内炎を繰り返す原因に。また、歯の生える向きや角度によって、歯の一部が舌や頬の粘膜に当たり続けることも。小さな刺激でも、毎日繰り返されることで粘膜に負担がかかり、炎症につながることがあります。

歯並びが重なり合っている部分は、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい場所です。磨き残しによって細菌が増えると、口腔内の環境が悪化し、粘膜トラブルが起こりやすくなります。虫歯や歯周病だけでなく、口内炎を防ぐためにも、清潔な状態を保つことが大切です。

また、口呼吸や舌の位置も、口内炎と無関係ではありません。鼻ではなく口で呼吸する習慣があると、口の中が乾燥し、唾液の働きが低下。唾液には、細菌の増殖を抑えたり、粘膜を守ったりする役割があるため、乾燥した状態では炎症が起こりやすくなります。舌は本来、上あごに軽く触れている状態が理想とされています。しかし、舌の位置が低い「低位舌」になると、口が開きやすくなったり、歯並びや噛み合わせに影響を与えたりすることもあります。

こうしたトラブルを防ぐためには、原因に合わせた対策が重要です。歯並びや噛み合わせが原因の場合は、矯正治療によって改善できる場合があります。また、詰め物や被せ物の高さ・形が合っていないことで粘膜に刺激を与えている場合には、歯科医院で調整することで改善が期待できます。口周りの筋肉を鍛え、正しい舌の位置や鼻呼吸を促す「あいうべ体操」などの口腔トレーニングも、口腔環境を整える方法の一つです。

「よく口内炎ができるのは体質だから」と諦めている人も、原因が口の中に隠れている可能性があります。繰り返す口内炎や違和感がある場合は、一度歯科クリニックで歯並びや噛み合わせ、口腔環境を確認してみましょう。

(川崎豪彦)

 

店舗名かわさきデンタルクリニック
電話番号073-488-5489
Webサイトhttps://www.kawasakidentalclinic.com/
住所〒640-8451 和歌山市中573-19-403
ふじと台ステーションビル エスタシオン EAST 4階
営業時間(診療時間)9:30~13:00、14:30~19:00
火曜日は9:30~15:00
金曜日・土曜日は18:00まで
定休日(休診日)
日曜・祝日

みんなの健康

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

交通安全キャンペーン2026 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年7月11日号「参加者募集!好評につき第2弾 リビング特別体験イベント 夏休み! 親子で工場見学」
     いよいよ待ちに待った夏休み。昨年好評だった「夏休み! 親子で工場見学」の第2弾を企画しました。今…
  2.  毎月第3週掲載「私たちの視線・始点」の拡大版。「女性狩猟会里山アップサイクル」のメンバーが、日頃…
  3. リビング和歌山2026年6月27日号「自転車の“青切符”運用3カ月 あなたの運転大丈夫?」
     今年4月、改正道路交通法の一部が施行され、自転車の交通反則通告制度(いわゆる「青切符」)が導入さ…
  4. リビング和歌山2026年6月20日号「ジメジメな日も心地よく梅雨は香りでリフレッシュ」
     曇り空や雨の日が続き、気分がどんよりしがちな梅雨シーズン。そんな時季こそ、暮らしに香りを取り入れ…
  5.  健康志向の高まりを背景に、玄米の栄養価や機能性が改めて注目されています。6月14日の「認知症予防…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/7/9

    2026年7月11日号
  2. 2026/7/2

    2026年7月4日号
  3. 2026/6/25

    2026年6月27日号
  4. 2026/6/18

    2026年6月20日号
  5. 2026/6/11

    2026年6月13日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る