相続物件を売却するには何から始めてどうすれば? ①
まずは不動産業者選びと査定
地域密着は強み、相場も知ろう

売却には業者の経験値も影響

「相続した家を売るにはどうしたらいいの?」「いくらくらいで売れる?」「売りに出しているけど売れない」「どこに相談したらいい?」。和歌山県宅地建物取引業協会に寄せられる売却相談のうち、4割程度は相続案件だそう。多くの人にとって、マイホームの購入が一生に一度のことであるのと同様に、土地・建物を売るという経験も一生に一度あるかないかのこと。「購入には積極的ですが、売却には消極的。何から手を付けていいか分からず、なおかつ愛着のある実家となれば、何とかしなくてはと思いつつ、空き家にしてしまっている人が少なくありません。勇気を出して売却計画を立ててみませんか」と宅建協会広報啓発委員長の岩端芳則さん。シリーズで、土地・建物の売却についてアドバイスしていきます。

「どこに相談すれば良いか分からない場合は、物件の近くで土地勘のある宅建業者を訪ねてみてください。また、インターネットなどで無料でできる『不動産査定』を申し込むと、複数の業者から査定結果が届き、相場が分かります」と岩端さんは言います。査定価格は、建物の状態、エリア、間取り、敷地の広さなど、さまざまな要素を総合的に判断して算出。中古市場の取引相場や動向を考慮した上で、おおむね3カ月以内に成約するであろう価格です。それを目安に、「スピード重視」「高値重視」など持ち主の希望に沿って売却価格を決定しますが、売却には、不動産業者の“経験値”も大きく影響します。「まず、地域事情に精通していることは一つの強みです。近辺で土地を探している人の情報も持っているかもしれません」と。さらに、「最適な“売り方”をアドバイスしてくれるかどうかも重要」とも。古くても建物付きの方がいいのか、更地にした方が売れるのか、でも解体費用が…など、悩みどころ。「再建築不可物件だと更地にしてしまうと売りにくくなる可能性もあるので、自分で判断せずにプロに任せましょう」
なお、相続した土地・建物を売却するには、相続登記が必須。また、共有名義の場合は、共有者全員の合意が必要です。

不動産に関する相談は宅建協会まで

お問い合わせ073(472)4600
営業時間午後1時~4時半

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