立地環境、建物の配置、機器・システム導入
設計段階で考えよう!
マイホームの防犯対策

音、光、時間、人の目が侵入防止4原則

これから家づくりを始めようと思っている人も、すでに進行中の人も、マイホームの防犯対策について考えたことはありますか? 警察庁の「すまいる防犯110番」によると、2019年の侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建て住宅が43.9%と最も多く、2万8936件。この数は05年以降年々減少していますが、それでも、1日当たり約79件の侵入窃盗が発生しています。「セキュリティープロデュース 国際テック」(和歌山市栗栖)の専務取締役・新田正樹さんに、〝侵入させない家づくり〟について話を聞きました。

まずは立地のことから。「幹線道路沿いや線路・踏切近くだと、侵入時にガラスを割ったり、ドアをこじ開ける音が、車や電車、遮断機によってかき消されてしまいやすいので、より防犯性の高いガラスや面格子などの対策を考えてほしい」と新田さんは話します。

マイホームの防犯対策建物については、「昨今、防犯・防災の観点から窓シャッターが注目を集めていますが、皆さん、リビングなど大きな窓に装備して、小窓にはわりと無頓着。それに、普段は開けっ放しなのに、長期留守にするときだけ閉めるのも『わが家は留守』と宣言しているようなもので、泥棒はシャッターのない小窓から侵入してきます。エアコンの室外機が〝足場〟となってしまわないよう、窓との位置関係も大事」と。さらに、家族のプライバシーを守る高さのある塀や樹木も、「泥棒にとっては〝目隠し〟になるケースも。見通しが保てる程度に」と指摘します。

これらの対策に加え、防犯カメラやセンサーライトなど防犯機器・システムを導入することで抑止力が強化されます。「『音』『光』『時間』『人の目』が、侵入防止の4原則。これらを補うのがセキュリティーシステムです」と新田さん。

防犯カメラも今は100~240万画素が主流で映像が鮮明。外出先からもスマホで家の様子が確認でき、子どもや離れて暮らす両親、ペットの見守りとしても機能します。新築するわが家の防犯に不安があるなら、設計段階でセキュリティー会社に相談すると、プロの目線で機器の設置場所と室内の美観を損ねない適切な配線をアドバイスしてくれます。

最後に、侵入窃盗は無締り被害が最多。まずは戸締りの徹底から!!

暮らそら

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